← 最新記事一覧

『The Last of Us』のディレクターが語った、発売前に「誰も作っていなかった」ジャンルとは

2026年10月16日 | #ゲーム紹介 | GamesRadar+

『The Last of Us』のディレクターが語った、発売前に「誰も作っていなかった」ジャンルとは

『The Last of Us』のゲームディレクターを務めたBruce Straley氏は、発売前の時点では同作のようなゲームを「誰も作っていなかった」と語っていました。ただし現在では、そうした状況は大きく変わっています。

「自然と転がり込んできた」キャラクター主導のサバイバルアクション

Straley氏は2012年、『The Last of Us』の発売前にOPMの取材に応じ、Naughty Dogがこの作品にたどり着いた経緯を説明しています。「キャラクター主導のサバイバルアクションを、ほかの誰も作っていないことが、ほぼ自然と転がり込んできた。結局のところ、それが理由だった。このジャンルは遊ぶのも観るのも好きで、影響も受けている」と述べています。

2010年代初頭の目標は、『Uncharted』でやってきたことを別のジャンルでもできるかどうかを確かめることだったとのことです。Straley氏は「そんなことをやっている人はいなかった」と話しています。

映画やコミックと比べて、ゲームに足りないと見られていたもの

当時ライター兼クリエイティブディレクターを務め、現在はNaughty Dogのスタジオ代表となったNeil Druckmann氏は、映画やコミックなど同じ題材を扱う媒体ではキャラクターが中心になると指摘しています。「世界からの圧力によって、とても難しい決断を迫られる。そこから人間とは何者なのかを学べる」という考えです。

StraleyとDruckmannの両氏によれば、ゲームはそうした方向にはあまり進んでいませんでした。『Resident Evil』シリーズはEllieとJoelが登場するずっと前から存在していましたが、Druckmann氏は「キャラクターの側から取り組んでいる作品はなかった。どれもキャンプ調で、やり過ぎな暴力ばかりだった」と主張しています。

今ではありふれたジャンルに

Naughty Dogが完全に新しいことをしていたという見方に賛否はあるにせよ、『The Last of Us』の影響によって、このジャンルが十分に活用されていないとは言えなくなったことは確かだと原文は述べています。『A Plague Tale』シリーズや『Dying Light』シリーズ、『Days Gone』は、終末世界の中でキャラクターをしっかり描いています。

ほかにも、新しい『Tomb Raider』三部作や『God of War』、『God of War Ragnarok』は、Naughty Dogの設計を大きく取り入れています。皮肉なことに、『Resident Evil』のリメイク作品も、自らが影響を与えたゲームから学んだように見えるとのことです。