元カプコン幹部のMiguel Corti氏、『バイオハザード7』は当初『The Last of Us』を手本にしていたと明かす
2026年10月20日 | #その他 | GamesRadar+
カプコンでグローバルプロダクション部門のシニアマネージャーを務めていたMiguel Corti氏が、BlueSkyで『バイオハザード7』の開発初期の経緯について語りました。当初の企画ではCall of Dutyではなく『The Last of Us』が手本とされ、物語重視の方針が掲げられていたといいます。
当初の企画は『The Last of Us』が手本だった
Corti氏は「当初予定されていたバイオハザード7が、いくつかの段階を経て変化したと聞くと驚くかもしれません」と投稿しています。続けて、開発チームはCall of Dutyではなく『The Last of Us』から着想を得ており、物語に焦点を当てるという方針まであったと説明しました。氏によると、それが当時シングルプレイのゲームを作る唯一の理由に思えたためだといいます。
Call of Dutyの名前が挙がった背景として、原文は同シリーズのゾンビモードが2010年代初頭までに大きなコミュニティを築いていた点を挙げています。アンデッドを扱う体験に人々が何を求めているかを測る基準として、意味のある存在だったということです。ただ、Naughty Dogの『The Last of Us』が登場すると、その注目の多くを集めたと原文は述べています。
現場が求めた評価と、強まる物語性
『The Last of Us』は商業面でも批評面でも高い評価を受けました。そのことは現場のチームにとって非常に魅力的だったとされています。一方で、経営陣は『バイオハザード6』の売れ行きには満足していたとのことです。
Corti氏は「開発者たちは、他のゲームが得ていた批評家からの高い評価を求めていました。そうしたゲームの多くが、明らかにバイオハザードの影響を受けていたからです」と話しています。そのため、バイオハザード7は物語を軸にするだけでなく、シリーズの設定とのつながりもさらに増やす計画だったと説明しました。
筆者の見解
ここからは原文筆者の意見です。筆者は、複数のキャラクターが登場し、物語が分かりにくく、シリーズの設定への明確な追加もなかった『バイオハザード6』を「散漫だった」と評価しています。これに対し、何度も方向性が変わった『バイオハザード7』は、最終的に整理され、洗練され、率直に言って怖さも増したとして、全体として成功だったと見ています。
販売数は『The Last of Us』を下回ったものの、ほとんどのゲームはジョエルとエリーの旅に及ばないと筆者は指摘します。そのうえで、『バイオハザード7』はコミュニティを再び活気づけ、『バイオハザード8』や今年の『バイオハザード レクイエム』につながり、『6』を遠い過去のものにしたと述べています。