初代『ドンキーコング』の1981年のポスターが32万9400ドルで落札、ビデオゲーム関連の原画として競売史上最高額に
1981年に制作された初代『ドンキーコング』の販促ポスターが、Landry Pop Auctionsの競売で32万9400ドルで落札されました。マリオが初めて世に姿を見せた作品のポスターで、ビデオゲームの原画としては競売史上最高額になったとのことです。この作品は、もともと廃棄されかけていたといいます。
廃棄予定の資料から救われたポスター
Landry Pop Auctionsによると、このポスターは任天堂アメリカの元従業員であるDonna Darbous氏が、廃棄対象となっていた資料の中から救い出したものです。
絵を描いたのはアーティストのLeslie Cabarga氏で、任天堂アメリカ向けのアーケード用チラシとして制作されました。怒ったドンキーコングが樽を頭上に持ち上げ、当時は「Jumpman」という名前だったマリオが、建物を登ってポリーンを助けに向かう場面が描かれています。ポリーンは、大柄なドンキーコングの後ろで怯えています。
従来の記録を大きく更新
IGNが受け取ったプレスリリースによると、これまでの最高額は『Prince of Persia』の初期カバー原画でした。2023年にHeritage Auctionsで6万3000ドルで落札されており、今回のポスターはそれを26万6400ドル上回っています。
ほかの任天堂関連品も高値に
このポスターをきっかけに、「Jumpman: The Beginning of an Icon」と題した任天堂関連の原画を集めた競売も開かれました。『スーパーマリオブラザーズ』の制作用原画や、シリーズを代表する敵キャラクターの初期イラストも出品されています。
『スーパーマリオブラザーズ』のマリオとルイージの原画は1万7080ドルで落札され、Landry Pop Auctionsによれば、見積額の6000ドルの3倍近くに達しました。シリーズに繰り返し登場するクリボーの原画は1万370ドルで、見積額5000ドルの2倍以上でした。
1985年の初回生産版のNES用『スーパーマリオブラザーズ』は、PSAの評価が8.0で、3万4160ドルで落札されています。マリオが登場する任天堂アメリカの従業員向けオリエンテーションVHSテープも、見積額1500ドルに対して3660ドルで売れました。
Landry Pop Auctionsはプレスリリースで、「マリオが数十億ドル規模のエンターテインメント事業の顔になるずっと前、彼はアーケード用チラシのキャラクターでした。32万9400ドルという結果は、任天堂を代表する配管工がどれほど遠くまで来たか、そして初期の作品がいかに貴重になったかを示しています」と述べています。
相次ぐゲーム関連オークションの高額落札
ゲーム関連の競売では、高額の落札が続いています。今月初めには、英国の退職した内装業者がポケモンカードのコレクションを200万ドルで売却しました。6月には、PSAの評価が9.6 A++のNES用『スーパーマリオブラザーズ』が300万ドルで落札され、ビデオゲームとして史上最高額を記録しています。