『ファイナルファンタジーXIV』Evercold、Dawntrailで課題だったストーリーのテンポを重視と吉田直樹氏が説明
2026年11月03日 | #ゲーム紹介 | GamesRadar+
『ファイナルファンタジーXIV』のプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹氏が、次の拡張パッケージ「Evercold」ではストーリーのテンポを重視して開発していることを明らかにしました。前拡張のDawntrailで、発売時のストーリー進行の遅さが大きな課題だったことを認めたうえでの発言です。
Dawntrailの反省を踏まえた開発
吉田氏は、ファンフェスティバルの日本公演でメディアの取材に応じ、Dawntrailから学んだことと、それがEvercoldの開発にどれほど重要だったかを問われました。FF14のsubredditのモデレーターで、現地にいた人物の書き起こしによると、吉田氏は次のように語っています。
「今回はテンポ感についてかなり真剣に考えています。Dawntrailでは、新しい土地や文化、出会いを描くことにとても気を配りましたが、そのせいでストーリー進行のペースが大きく落ちました。プレイヤーの『先に進みたい』という気持ちと合わなかったことは、ディレクターとしての私の力不足を示しています」
寄り道の要素はサイドクエストへ
改善策として、Dawntrailで重視していた新天地や文化の描写の一部は、サイドクエストに移すとのことです。そのため、そうした要素はプレイヤーが楽しみたいときに楽しめる形になります。
吉田氏はこの方針について、FF14全体の進化ともつながっていると説明しています。
「プレイヤーの皆さんの時間がどれほど貴重かを考えなければなりません。結局のところ、ストーリーが軽快で速いテンポで進まなければ、共感してもらうのは難しいという現実に向き合うことになります。だから今回は、この点に強く力を入れています」
筆者の見方
記事の筆者は、Evercoldが今年の初めに発表されて以来、慎重ながら期待してきたと述べています。今回の発言は、その期待に沿った前向きな一歩だとの評価です。
筆者によると、Dawntrailのストーリーは最終的には面白くなり、拡張後のパッチではさらに良くなるといいます。ただ、レイド好きの友人に「正直、続けてみてほしい」と勧めて擁護しなければならない状況になることは、ゲームでもテレビや映画でも望ましいものではないと指摘しています。
Dawntrailにはほかにも課題があったものの、その点についてはスクウェア・エニックスが別の場面で十分に配慮を示していると筆者は見ています。一方で、実際にどうなるかはまだ分からないとも述べています。筆者は長年FF14を遊んでおり、Stormblood のようにテンポの問題を抱えて始まった拡張が、後の拡張で改善された例も見てきたそうです。Evercoldには、その後の拡張にも長く残るような、しっかりとした着地を期待しているとのことです。