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『Magic: The Gathering』のスター・トレック版、14枚のサーガが元にしたエピソードと映画を紹介

2026年11月09日 | #ゲーム紹介 | Polygon

『Magic: The Gathering』のスター・トレック版、14枚のサーガが元にしたエピソードと映画を紹介

2026年11月13日に世界で発売される『Magic: The Gathering』の「スター・トレック」セットは、シリーズ60年の歴史を祝うセットです。発売に先立ち、プレリリースイベントが今週末から始まります。おなじみのキャラクターや宇宙船、印象的な冒険がカードになっており、注目はテレビ13話と映画1本を元にした14枚のサーガ・エンチャントメントです。ここでは、各サーガの元になった物語を14位から5位まで順に紹介します。

物語を章立てで描くサーガ

サーガは複数の章で物語を語るカードで、各ラウンドの開始時に章ごとの効果が発動します。基本的には『Magic: The Gathering』本編の大きな出来事を表すものです。しかしこれまでのUniverses Beyondのコラボセットでは、マーベル・コミックのストーリーアークや、『アバター 伝説の少年アン』の歴代アバターにまつわる伝説を表した例もありました。今回の「スター・トレック」セットでは、シリーズの特定のエピソードを描くために使われています。一見ふつうの任務が思わぬ大事件に発展するこの長寿ドラマにふさわしい使い方といえます。

14位:The Naked Time(The Original Series、1966年)

正体不明の感染症がエンタープライズ号に広がり、乗員たちの抑制が外れてしまう物語です。スール(ジョージ・タケイ)は剣を振り回す冒険家のようになり、スポック(レナード・ニモイ)は感情を抑えられなくなります。論理的なスポックの内面が早い段階でのぞけるエピソードであり、優秀な宇宙艦隊の士官でも時には失態を演じることを描いています。

13位:Balance of Terror(The Original Series、1966年)

ロミュラン軍のウォーバードが連邦の前哨基地を攻撃し、カーク(ウィリアム・シャトナー)が敵の指揮官(マーク・レナード)と命がけの駆け引きを繰り広げます。潜水艦映画に着想を得た緊迫感のある一編で、ロミュランが初めて登場しました。偏見や義務、そして本来は戦いたくない敵同士に芽生える互いへの敬意を描いています。

12位:The City on the Edge of Forever(The Original Series、1967年)

マッコイ(デフォレスト・ケリー)が誤って歴史を変えてしまい、カークとスポックは大恐慌時代のニューヨークへ向かいます。カークはそこでイディス・キーラー(ジョーン・コリンズ)と恋に落ちますが、彼女が生き延びると、ナチス・ドイツが第二次世界大戦に勝つ未来につながってしまいます。歴史を元に戻すには彼女の死を受け入れるしかなく、シリーズでも屈指の切ない物語になりました。

11位:Amok Time(The Original Series、1967年)

スポックの不可解な行動をきっかけに、エンタープライズ号はヴァルカンへ向かいます。生物学的な本能から伴侶を求める必要に迫られたスポックは、伝統の儀式でカークと死闘を演じることになります。このエピソードではポン・ファーが初めて描かれ、ヴァルカン文化も掘り下げられました。戦いの場面で流れる忘れがたい音楽も印象的で、今も頭の中で鳴っている人が多いはずだと原文は述べています。

10位:The Wrath of Khan(Star Trek II: The Wrath of Khan、1982年)

リカルド・モンタルバン演じるカーン・ノニエン・シンがカークへの復讐を果たすために戻ってきて、シリーズ屈指の対決が繰り広げられます。アクションだけでなく、老いや友情、犠牲も描かれた映画です。クライマックスでは、エンタープライズ号を救うために自らの命を捧げるスポックの決断が胸を打ちます。

9位:The Measure of a Man(The Next Generation、1989年)

宇宙艦隊がデータ(ブレント・スパイナー)に危険を伴う可能性のある実験を命じ、アンドロイドである彼に拒否する権利があるのかを問う審問が開かれます。ピカード(パトリック・スチュワート)の弁護によって、法廷ドラマは人工知能や個人の権利、生命とは何かを考える力強い物語になりました。そこで投げかけられる問いは、今も驚くほど現代的です。

8位:Sins of the Father(The Next Generation、1990年)

亡くなった父が反逆罪に問われたことを受け、ウォーフ(マイケル・ドーン)はクリンゴンの母星へ戻ります。そこで政治的な陰謀を突き止めますが、帝国を守るために最終的には不名誉を受け入れます。ウォーフを象徴するエピソードで、クリンゴン文化を掘り下げながら、家族と名誉、義務の複雑な関係を描いています。

7位:The Best of Both Worlds(The Next Generation、1990年)

ボーグがピカードを捕らえて「ロキュータス」に変えてしまい、エンタープライズ号の乗員は自分たちの艦長と対峙することになります。テレビ史に残る名場面の引きとして知られる前後編で、ボーグを恐ろしい敵として確立しました。ピカードとシリーズ全体に長く影響を残した物語でもあります。

6位:Unification(The Next Generation、1991年)

レナード・ニモイがスポック役で戻り、ヴァルカンとロミュランの再統一に向けて秘密裏に動いています。ピカードとデータはロミュラスへ調査に向かい、政治的な陰謀を突き止めます。スポックの帰還という興奮に加えて、何世紀も敵対してきた文明同士の和解も描かれた物語です。

5位:The Inner Light(The Next Generation、1992年)

謎の探査機の影響で、ピカードは滅びゆく惑星で妻や子ども、共同体とともに一生を送る体験をします。エンタープライズ号では数分しか経っていないのに、ピカードは数十年を生きることになります。記憶やアイデンティティ、そして平凡な人生の計り知れない価値を美しく描いた一編です。