【週末ニュース】『ゼンレスゾーンゼロ』キャラ制作術／『カービィのエアライダー』Switch 2登場／『スパロボY』DLC詳細発表！

『ゼンレスゾーンゼロ』（ゼンゼロ）のプロデューサーである李振宇氏は、世界トップクラスと評される「絵作り」の秘密が、「とにかく粘って調整し続ける」という開発チームの姿勢にあると語ります。元々は映像制作の分野で活躍し、HoYoverseの創業者である蔡浩宇氏の誘いでゲーム業界へ転身した李氏。自身も映像制作の知識や経験をゲーム開発に活かしつつ、ゲームプロデューサーとしての道を模索しました。ゼンゼロのキャラクター制作には固定された工程がなく、チーム全体の共通認識と活発なコミュニケーション、そして「ハイクオリティなものを作る」という揺るぎない理念が根底にあります。

• 李振宇プロデューサーの異色の経歴:
  李氏は中学3年生のころから映像制作を学び、eスポーツチームの宣伝ビデオ制作をきっかけに趣味となりました。その後、映像編集やグラフィックデザインの仕事を経て、HoYoverseの創業者・蔡浩宇氏に声をかけられ入社。当初は『崩壊3rd』のCG制作を担当し、キアナが戦闘機から飛び降りるオープニングCGアニメーションをほぼ一人で完成させるなど、高い技術を発揮しました。彼の専門は美術であり、同時に趣味でもあります。
• 『ゼンゼロ』開発における「粘り」の哲学:
  『ゼンゼロ』のビジュアルの魅力は、開発チームの「ギリギリまで粘って、よりいいものを作り上げる」という実直なスタイルから生まれています。キャラクターの細部からゲームシステムに至るまで、常に最高のクオリティを追求し、必要であれば技術基盤のフレームワークを作り直すほどの徹底ぶりです。この「細部にまで徹底的にこだわる」ことは、李氏自身が追求していることであり、チームの理念でもあります。
• 柔軟なキャラクター制作工程とチームの連携:
  『ゼンゼロ』のキャラクター制作には、特に固定された制作工程のようなものはありません。シナリオチームや美術チームなど、多様な部署からアイデアが上がります。固定された工程が「面白いキャラクターを生み出す」ことを制限すると考え、部署を超えた積極的なコミュニケーションを推奨。李氏自身も、チームメンバーのサポート役として問題解決に尽力しています。
• チーム全体の個性が生む独自のアートスタイル:
  『ゼンゼロ』の強烈な個性は、チームメンバーのセンスや好きなアートスタイルが一致していることから自然に生まれました。李氏は、チームを作る際に自分と同じ感性を持った人たちが集まることで、より良いものが作れると考えています。自身の映像ポストプロダクションの経験を活かし、多様なデザイナーのスタイルから上がってくるバラバラなものを、一つの箱に入れるように統一感を持たせる役割を担っています。

Nintendo Switch 2向けの新作アクションレースゲーム『カービィのエアライダー』が、2025年11月20日に発売されることが発表されました。2003年にニンテンドーゲームキューブで発売された『カービィのエアライド』から22年ぶりの続編となる本作は、ダウンロード版が7980円（税込）、パッケージ版が8980円（税込）で提供されます。ディレクターは桜井政博氏が務め、バンダイナムコスタジオと桜井氏が立ち上げたSoraが共同で開発を担当。オンライン対戦では、他のプレイヤーのゴールを待たずに次の対戦へ進めるテンポ重視の仕組みを導入。スペシャルボタンによる新アクションや、カービィ以外のライダーもコピー能力を使用可能になるなど、多数の新要素が盛り込まれています。人気のシティトライアルも最大16人対戦に進化し、スタジアムの競技選択も可能になりました。

• 発売情報と開発経緯
  • Nintendo Switch 2向けに2025年11月20日に発売予定。
  • 価格はダウンロード版が7980円（税込）、パッケージ版が8980円（税込）。
  • 2003年発売の『カービィのエアライド』から22年ぶりとなる待望の新作。
  • 開発は、任天堂の取締役である高橋伸也氏とハル研究所の前社長である三津原敏氏からの「ぜひとも」という要望を受け、桜井政博氏がディレクターを務め、バンダイナムコスタジオと桜井氏が立ち上げたSoraがタッグを組んで制作。このタッグは『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』や『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』でも実績があります。
• オンライン対戦の革新と遊びやすさ
  • オンライン対戦のエアライドでは、他プレイヤーのゴールを待たずに次の対戦相手を探し始められる仕組みが導入され、テンポの良さが重視されています。
  • 戦闘要素はあるものの、主体はあくまでレースであり、ダメージリアクションは小さめに設定されています。
  • シティトライアルは最大16人でのオンライン対戦に対応。
  • シティトライアルのスタジアム競技は、ランダムに提示される4種からプレイヤーが任意に選択可能となり、育成したマシンに合わせた駆け引きが楽しめるようになりました。
• ゲームプレイの新要素
  • 新たにスペシャルボタンが追加され、ゲージが溜まるとライダー固有のスペシャル技を発動できます。このボタンはシティトライアルでのマシンの乗り換えなど、他の重要なアクションにも使用されます。
  • カービィだけでなく、デデデ大王、メタナイト、バンダナワドルディ、コックカワサキなど、多様なライダーが選択可能。キャピィ、マホロア、グーイ、ワドルドゥ、ナックルジョーなども参戦します。
  • コピー能力はカービィ以外のライダーも敵キャラクターを「キャプチャー」することで使用可能になり、攻撃だけでなくスピードアップにも繋がるものも存在します。
  • 人気のシティトライアルは空に浮かぶ広大な島「スカイア」が舞台。街中でのレース「ショートレース」や「デスマッチ」といった新イベントも追加されました。
• その他情報
  • 8月20日より開催されるGamescom 2025で試遊版が出展され、「教習所」と「シティトライアル」の一部が体験可能。日本などでも“そのうち”試遊できるようになる予定です。
  • メインテーマ曲「流星の路」を含む本作の一部楽曲が、番組終了後より「Nintendo Switch Online」加入者向けサービスの「ニンテンドーミュージック」にて特別配信中。

2025年8月28日にNintendo Switch、PS5、Steamで発売される家庭用最新作『スーパーロボット大戦Y』の最新情報が8月19日の「スパロボシリーズ情報局」で公開されました。本作は約4年ぶりの家庭用最新作で、様々なアニメのロボットが集結し共通の敵と戦うシミュレーションRPGです。今回、ダウンロードコンテンツ（DLC）1と2の詳細が明らかになり、「闇からの依頼」と「目覚める魂」と題されたDLCには、シリーズ初参戦や家庭用機では久しぶりの参戦となる人気作品が多数登場します。また、ヒロインやサブキャラクターが活躍・成長できる「アシストリンク」システムなどの新要素も追加されています。

• 『スーパーロボット大戦Y』は、2025年8月28日にNintendo Switch、PS5、Steam向けに発売されるシミュレーションRPGです。
• DLCは「闇からの依頼」（DLC1）と「目覚める魂」（DLC2）の二部構成で、それぞれ独立した物語とオリジナルボスが登場します。
• DLC1「闇からの依頼」参戦作品:
  • 『銀河旋風ブライガー』: 『スーパーロボット大戦NEO』以来15年ぶりの家庭用参戦。キッド、ボウィー、お町、アイザックが登場し、獲得クレジット増加などの特殊スキルを持ちます。
  • 『THE ビッグオー』: 『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』以来の家庭用参戦。ビッグオーが登場し、ドロシーがアシストクルーに。パイロットのロジャー・スミスには独自の特殊スキルが実装されます。
  • 『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』: 『スパロボ』シリーズ初参戦。仮面ライダーW、仮面ライダーアクセル、仮面ライダースカルが実装され、ヒロインの「ときめ」がアシストクルーとなります。
• DLC2「目覚める魂」参戦作品:
  • 『鋼鉄ジーグ』: ビッグシューターから打ち出される様々なパーツを装備して戦闘。最強必殺技では「ジーグ・パーンサロイド」が表現されます。
  • ダイナミック企画オリジナル『ゲッターロボ 漆黒の漂流者』: ゲッターノワールが家庭用機初参戦。ダイナミック企画がサブタイトル、ロゴ、テーマ曲を作成。プレイアブル機体はゲッターノワール1号機とゲッターノワール・Gで、シナリオ内でパワーアップします。
  • 『伝説の勇者ダ・ガーン』: プレイアブル機体はダ・ガーンXとグレート・ダ・ガーンGX。ダ・ガーンXは気力を高めることでグレート・ダ・ガーンGXへパワーアップ可能。主人公の高杉星史がアシストクルーとして登場します。
• DLCはダウンロード版のデラックスエディションおよびアルティメットエディションにセットで収録されるほか、DLC1＆2セット（4000円［税込］）または単品（2000円［税込］）で購入可能です。
• 購入特典として、『スパロボX』、『スパロボT』の主人公機が手に入るエリアミッションや、アーリーアクセス権、強化アイテムが入手できる特典ミッションが提供されます。
• 新要素として、戦闘に直接参加しないヒロインやサブキャラクターも活躍・成長できる「アシストリンク」システムが追加されています。