『バルダーズ・ゲート4』、開発ディレクター候補がラリアンの傑作を前に辞退!「『バルダーズ・ゲート3』には勝てない」と明言、後継作の行方は不透明に
2026年07月01日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
ハスブロとウィザーズ・オブ・ザ・コーストが次回作『バルダーズ・ゲート4』の開発を巡り、水面下で動いていることが明らかになりました。先日、ハスブロのCEOクリス・コックス氏が、『バルダーズ・ゲート2』のライティング・デザインディレクターを務めたジェームズ・オーレン氏に直接、『バルダーズ・ゲート4』のディレクター就任を打診していたことが判明しました。しかしオーレン氏は、ラリアン・スタジオが『バルダーズ・ゲート3』で築き上げた圧倒的な評価を前に、その開発を引き受けることは「正気の沙汰ではない」と判断し、断念したとのことです。
『バルダーズ・ゲート3』の壁はあまりにも高すぎる
オーレン氏がディレクター就任を辞退した最大の理由は、ラリアン・スタジオが開発した『バルダーズ・ゲート3』の存在です。同氏は、「『バルダーズ・ゲート3』と競争するのは不可能だ」と断言しています。現在、Archetype EntertainmentでSF RPG『Exodus』の開発に携わっているオーレン氏にとって、新しいゲームを開発するだけでも困難な道のりであるにもかかわらず、『バルダーズ・ゲート3』という金字塔を打ち立てた作品と渡り合うのは、あまりにも無謀だと感じたようです。
専用エンジンと開発体制の課題
オーレン氏が直面すると考えた具体的な問題は、開発エンジンの不在とラリアン・スタジオの強力な開発体制でした。『バルダーズ・ゲート3』はラリアン・スタジオ独自のエンジンで開発されており、オーレン氏が引き受ける場合、ゼロから新たなエンジンを構築する必要がありました。同氏はこれを「少なくとも5年間の恐怖」と表現しており、膨大な時間と労力がかかることを懸念しています。さらに、オーレン氏はハスブロに対し、ラリアンからエンジンライセンス供与の可能性を打診したものの、それだけでは不十分だと考えています。ラリアンのスヴェン・ヴィンケ氏をはじめとするチームの「ゲームを構築する達人」としての知識、ツール、そしてチーム力は、他の追随を許さないとオーレン氏は語っており、その王座を奪うのは極めて困難であると見ています。
次期開発スタジオへの期待
オーレン氏は、次期『バルダーズ・ゲート』の開発を担うスタジオには、既成概念にとらわれない独創性が必要だと主張しています。かつて『バルダーズ・ゲート』を開発した頃の自分たちのように、「私たちは全てを違う方法でやるつもりだ」という気概を持つことが重要だと語っています。これは、『バルダーズ・ゲート3』が成功した理由でもあるとオーレン氏は分析しており、後継作品には、型破りなアプローチで新たな体験を生み出すことが求められるでしょう。誰がこの困難なミッションに挑むのか、今後の動向が注目されます。