『プレインスケープ トーメント2』はなぜ幻に? 『バルダーズ・ゲート2』のベテランが明かすWizards of the Coastとの交渉と資金調達の舞台裏、IPの壁に阻まれた続編企画の詳細
2026年07月01日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
往年の名作RPG『プレインスケープ トーメント』の正式な続編が、かつて企画されていたものの、開発資金の壁に阻まれ実現しなかったことが、BeamdogのトップであるTrent Oster氏のインタビューで明らかになりました。同氏は、『バルダーズ・ゲート2』の開発にも携わったベテランで、Wizards of the Coast(WoTC)との交渉や、外部からの資金調達を試みた経緯について語っています。
幻となった続編企画の具体像
Oster氏によると、WoTCとは「非常に素晴らしい会議」を重ね、「我々が提案する内容に彼らは本当に夢中になっていた」とのことです。特に、テーブルトークRPGのソースブックとゲームを連携させる構想など、具体的なアイデアも練られていたとされています。しかしながら、WoTCは最終的に「外部開発のための資金がない。今はそうしたことはしない」との理由で、資金援助を断ったとOster氏は明かしています。WoTCは「内製開発」と「外部ライセンス供与」のサイクルを繰り返しており、その時の状況が企画中止の要因となったようです。
資金調達の困難さとIPの壁
WoTCからの資金調達が叶わなかった後、Beamdogは他のパブリッシャーにも資金提供を求めたものの、どこからも支援を得られなかったとのことです。Oster氏は、「当時、我々が話を持ちかけた全ての企業は、『なぜ我々が彼らのIP(知的財産)の価値を高めるためにお金を使わなければならないのか?』という反応でした」と述べており、他社IPへの投資に対する消極的な姿勢が、続編実現の大きな障壁になったことを示唆しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企画されたタイトル | 『Planescape: Torment 2』 |
| 開発元(企画当時) | Beamdog |
| IP保有元 | Wizards of the Coast |