須田剛一氏が『バイオハザード』の生みの親・三上真司氏を自身の「師匠」と明かす。『killer7』開発でアクションゲームデザインの真髄を伝授されたと語る
ゲーム業界のカリスマ的クリエイターであるグラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏が、かつてカプコンに在籍し『バイオハザード』シリーズの生みの親として知られる三上真司氏を自身の「師匠」として挙げたことが明らかになりました。先日行われたゲームメディア「Automaton」とゲームデザイナー上田文人氏との鼎談で語られたもので、須田氏のクリエイティブの根源に三上氏の影響が色濃く残っていることが示唆されています。
三上真司氏が伝授した「フレームの感覚」
須田氏が自身のキャリアにおける「師匠」を問われた際、最初は特定の人物はいないと答えています。しかし、もし一人を選ぶとしたら三上真司氏の名前を挙げました。須田氏はヒューマン株式会社で『ファイヤープロレスリング』シリーズに携わっていた頃、シリーズの生みの親である増田雅人氏を尊敬する業界のベテランとしながらも、師匠というよりは「創始者」だと表現しています。グラスホッパー・マニファクチュア設立後も自身の直感に基づいてゲーム制作を続けていましたが、ゲーム『killer7』の開発時に三上氏からアクションゲームデザインのあらゆる知識を教わったと明かしています。特に「フレームの感覚」という概念は、それまでアドベンチャーゲームとアクションゲームで全く異なっていた自身の内部的なタイミング感覚を完全に変えるものだったとのこと。三上氏が目の前で調整を重ねる様子を見て、すべてが完璧に噛み合った瞬間は衝撃的だったと述べています。
三上氏とカプコンのDNAが息づくグラスホッパー・マニファクチュア
須田氏と上田氏は、時折三上氏と3人で食事に行くこともあると語っており、上田氏も三上氏が常に自分たちに良くしてくれているとコメントしています。須田氏は、グラスホッパー・マニファクチュアのベテランスタッフの中には、三上氏と共に『killer7』を制作した者もいるため、三上氏とカプコンのノウハウが今も脈々と受け継がれている部分があると説明しています。また、上田氏が率いるGenDesignの新作『Gen Atlas』については、2026年のSummer Game Festで詳細が公開されたものの、上田氏自身は多くを語らず、「今後の続報にご期待ください」とコメントするに留めています。