マジック・ザ・ギャザリングの新たなファンメイドフォーマット「Cali Commander」が登場!元NFL選手が考案、独自ルールと論争の真相に迫る
マジック・ザ・ギャザリングの新たなファンメイドフォーマット「Cali Commander」が、コミュニティで大きな話題となっています。元NFLラインバッカーのキャシウス・マーシュ氏が考案したこのフォーマットは、従来の1対1の統率者戦にアレンジを加えたもので、その独自性とともに一部で議論を呼んでいます。マーシュ氏は、今年6月にプロフットボールを引退した後も、熱心なマジックプレイヤー兼コレクターとして知られており、自身が経営するTCGストア「Cash Cards Unlimited」も持っているとのことです。
「Cali Commander」の独特なルールと特徴
Cali Commanderは、4人対戦のセットアップや長時間のゲーム、駆け引きが苦手なプレイヤーのために考案されたとマーシュ氏は説明しています。ゲームは1対1で行われ、これは非公式フォーマットである「Duel Commander」と共通していますが、いくつかの違いも存在します。まず、プレイヤーは初期ライフ30点でスタートします(Duel Commanderでは20点)。デッキは引き続き100枚のシングルトンカードで構成され、統率者は1体以上(共闘メカニズムも利用可能)とのことです。このフォーマットの最大の論点は、コレクターズホードのDiscordチャンネルでの投票によって決定される「キュレートされた禁止リスト」にあるとされています。
コミュニティの反応と論争の背景
Cali Commanderを巡る論争の主な原因は、フォーマットそのものよりも、その生みの親であるマーシュ氏に対する懐疑的な見方にあるようです。オンラインのコメントでは、マーシュ氏がコミュニティの投票で禁止解除されるカードを買い占めて投機しようとしているのではないか、という指摘も出ています。実際に、マーシュ氏がDiscordチャンネルでその行為を自慢する動画も公開されているとのことです。また、以前のビジネスベンチャーとして、ファンが有名人にパーソナライズされたビデオメッセージを依頼できるウェブサイト「Cameo」や、2021年にAIテック起業家ケネス・クオ氏と提携して立ち上げたNFT/暗号通貨企業「Ownr」に関わっていたことも、一部のファンから不信感を持たれている要因として挙げられています。
Duel Commander運営からのコメント
木曜日には、マーシュ氏がDuel Commander委員会に対して「動揺している」と述べ、連絡を取るよう求める動画を投稿し、さらに論争に油を注ぎました。これに対し、金曜日にはDuel Commander委員会のニコラス・プレイル氏が「動揺する理由はなく、様々なコミュニティフォーマットのための十分な余地がある」と回答しています。
公式フォーマットとの違い
マジック・ザ・ギャザリングの発売元であるウィザーズ・オブ・ザ・コースト社は、2011年6月に従来の4人対戦の統率者フォーマットのみを公式に認定しています。これは一般的に競技性の低い遊び方とされており、Duel CommanderやCali Commanderのような1対1のバージョンとは異なります。また、公式の統率者パネルも存在し、デッキのパワーレベルに基づいて分類する統率者ブラケットを提供しているとのことです。