『Red Dead Redemption』開発終盤の過酷な労働実態を元開発者が告白、幹部への「見せかけ」のために長時間労働を強いられたと主張
2026年08月19日 | #その他 | GamesRadar+
かつてRockstar Gamesで『Midnight Club』や『Red Dead Redemption』シリーズの開発に携わっていたクリス・ロバーツ氏が、過去に経験した過酷な労働環境について、新たなインタビューで赤裸々に語っています。特に『Red Dead Redemption』の開発終盤6ヶ月間は、彼のキャリアの中で最もひどいクランチ期間だったと振り返り、その過重労働はゲームの品質向上というよりも、幹部への「見せかけ」のためだったと主張しています。
開発現場の過酷な実態
ロバーツ氏によると、『Midnight Club』から『Red Dead Redemption』へとプロジェクトが移行するにあたり、彼は時間給の従業員から、Rockstarが定める「コアアワー」で働く正社員へと立場が変わったとのことです。当初は午前9時半から午後6時までの勤務が求められていましたが、時間が経つにつれてその期待はどんどんエスカレートしていったと話しています。まず土曜日の半日勤務が義務付けられ、その後は土曜日が丸一日勤務に。そして日曜日も「任意」とされつつも、出勤が強く奨励されるようになり、最終的には毎日、終日働くのが当たり前になっていたとのことです。
「見せかけ」のための残業
ロバーツ氏は、『Red Dead Redemption』開発の最後の6ヶ月間を「記憶が曖昧な状態」と表現し、睡眠不足による朦朧とした状況だったと語っています。特に彼が不満を抱いていたのは、Rockstarの創設者であるサム・ハウザー氏や、当時の社長であったレスリー・ベンジーズ氏といった幹部がスタジオを訪れる週末に「全員出勤」が宣言される「人工的な」残業指示があったことです。金曜日の午後遅くに「週末は出勤必須」というメールが送られ、さらに「週末とは土曜日だけでなく、日曜日も含む」という追加メールが届くこともあったといいます。ロバーツ氏は、子供との約束があったにもかかわらず、金曜日の午後4時半に日曜日の出勤を命じられるのは「許容できない」と強く批判しています。そして、このような残業はバグ修正や緊急の課題解決のためではなく、幹部に「常に全員が働いている」という姿を見せるための「見せかけ」だったと、その実態を明かしました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発元 | Rockstar Games |