『Halloween: The Game』性的ミニゲームを削除、開発元が意図しない不具合と説明
『Halloween: The Game』で、プレイヤー同士がクローゼット内で親密な行為をするミニゲームが削除されました。アーリーアクセス開始直後に、シリーズの主要人物サミュエル・ルーミスが17歳のキャラクターとミニゲームを行う映像が拡散し、ゲーム内の年齢設定や俳優の肖像利用をめぐって大きな注目を集めていました。開発元のIllFonicは、削除の理由について「エンドゲームの増援キャラクターがミニゲームに参加できてしまう意図しない問題」だったと説明しています。
拡散した映像が問題視された理由
本作は、1970年代のスラッシャー映画を原作とするゲームです。映画シリーズに登場した人物の一部がプレイアブルキャラクターとして登場し、シングルプレイとマルチプレイの双方で市民キャラクターを操作できます。ボブ・シムズ、アニー・ブラケット、リンダ・ヴァン・デル・クロック、ローリー・ストロードらが登場するほか、マイケル・マイヤーズの主治医であり、彼の殺人衝動を止めようとする精神科医サミュエル・ルーミスも「ヒーロー市民」として使用可能です。
問題になったのは、ルーミスが17歳のリンダとミニゲームを行う場面を収録した動画です。ゲーム内のルーミスは、シリーズの設定上は50代の人物として扱われています。また、その外見は故ドナルド・プレザンスの肖像をもとにしているため、未成年キャラクターとの組み合わせだけでなく、俳優の肖像がこのような演出に使われている点もプレイヤーの関心を集めました。原文記事は、プレザンスの遺産管理側がこの利用を事前に把握していなかった場合、今回の映像によって初めて認識した可能性があると指摘しています。
このミニゲームでは、別のプレイヤーがすでに隠れているクローゼットに入ると、相手を誘う選択肢が表示されます。相手が受け入れると、画面上のバーをボタン連打で操作し、2人のキャラクターが一定時間、適切な範囲を維持する仕組みです。成功するとハートのゲージが満たされ、2人とも「Stronger Together」という強化効果を得られます。キャラクター同士の行為そのものが画面に直接表示されるわけではありませんが、カメラの揺れや声の演出によって内容が示されます。
アーリーアクセス開始後のホットフィックスで削除
本作の正式なローンチは9月8日ですが、デラックスエディションの購入者は週末から先行してプレイできました。ミニゲームの存在は、このアーリーアクセス期間中にプレイヤーの間で広まり、ルーミスとリンダの組み合わせを収めた動画が拡散した直後、IllFonicは最初のホットフィックスを配信しました。
当初公開されたパッチノートでは、性的なミニゲームを削除したことは説明されていません。パッチの主な目的は、発生していた複数のクラッシュへの対応と、少数の追加問題の修正とされていました。開発元は、プレイヤーから報告されている多数の問題や懸念に対応する、より大規模なパッチにも取り組んでいると告知しています。コミュニティの会話やバグ報告を引き続き監視し、寄せられたフィードバックに感謝しているとのことでした。
その後、IllFonicはIGNに対し、最新のホットフィックスで「Two-Person Power-Up」ミニゲームを削除したことを認めました。説明によると、本来は想定していなかったエンドゲームの増援キャラクターがこのミニゲームを利用できる状態になっており、開発チームにとって「大きな見落とし」だったとしています。開発元は近い将来に追加コンテンツや新たなミニゲームを予定しているものの、現在は直近のゲーム上の問題への対応を優先しているとのことです。
なお、今回の声明では、ルーミスと未成年キャラクターの組み合わせそのものが削除の直接的な理由だとは説明されていません。削除されたのはミニゲーム全体であり、特定のキャラクターだけを参加対象から外したのかどうかも明らかになっていません。
削除を惜しむプレイヤーの声も
ミニゲームの削除を受け、プレイヤーの反応は一様ではありません。問題のある組み合わせを避けるためにルーミスの参加だけを禁止すればよかったのではないかとして、機能の復活を求める声も出ています。Redditでは、「なぜ削除したのか」と疑問を呈する投稿や、クローゼット内でのミニゲームを遊びたかったのにできなくなったことへの不満が投稿されました。
一部のプレイヤーは、今回の削除によって、この要素を実際に体験できた期間がアーリーアクセス中の短い時間だけになった可能性にも言及しています。正式ローンチ前に姿を消したことから、将来的に「アーリーアクセス限定のミニゲーム」として語られるのではないか、という見方も示されています。
一方で、削除前の仕様では、クローゼットに隠れるというホラーゲームらしい行動が、プレイヤー同士の関係を強化するシステムにもつながっていました。成功時に付与される「Stronger Together」は単なる演出ではなく、双方が得られるゲーム内の強化効果として組み込まれていたため、削除は性的な演出だけでなく、関連するプレイ要素にも影響しているとみられます。ただし、ホットフィックス後にこの強化効果を別の形で残すのか、将来のパッチでミニゲームを再調整して復活させるのかは発表されていません。
IllFonicは今後の追加コンテンツやミニゲームに言及していますが、今回削除された要素を復活させるとは明言していません。現時点では、削除の技術的な理由として示された「意図しないキャラクターが参加できる問題」が修正対象だったことと、今後の扱いが未定であることが確認されています。