『Fable』Gamescom試遊で2種類のビルドを体験 多彩な戦闘と選択の深さを披露
2026年09月07日 | #ゲーム紹介 | Eurogamer
Playground GamesがGamescomで公開した『Fable』の試遊デモは、同じダンジョンを異なる装備構成と難易度で2度プレイさせる内容でした。近接攻撃、遠距離攻撃、魔法を状況に応じて切り替える戦闘が中心で、敵の状態や周囲の環境まで利用できる戦術性が示されています。原文筆者は、短い範囲の体験ながら、本作が掲げる「選択」の要素を戦闘の瞬間的な判断にも落とし込んでいると評価しています。
2種類のビルドで試された戦闘システム
今回のデモは、ゲーム序盤から少し進んだ場所にあるアンデッドだらけのダンジョンが舞台でした。最初のプレイではハンマーを装備し、重い近接攻撃で鎧をまとったスケルトンを叩きつつ、敵が接近したら近接攻撃、距離が開けば弓、集団には魔法という形で対応します。製品版では、ハンマー以外にも複数の主要武器が用意される予定だと、開発者から説明されたとのことです。
戦闘では攻撃手段を1つに固定するのではなく、それぞれの長所をつなげることが重要になります。魔法は敵の動きを止める群集制御に使い、近距離の敵には打撃を加え、敵の弓兵や魔法使いには遠距離攻撃を当てるという役割分担です。防御にはブロックに加えてパリィもあり、原文筆者はパリィで近接型の敵を一時的に無力化し、魔法のチャージが戻るまでの時間を稼いでいました。
敵の数が多い場面でも、先を読んで攻撃のリズムを組み立てられれば、戦闘の主導権を握れる設計になっているとしています。操作を完璧にこなさなくても戦える一方、近接・遠距離・魔法をどう織り交ぜるかによって、戦い方の効率や展開が変わる仕組みです。
魔法と環境を組み合わせた攻略
最初のプレイで使えた雷の魔法は、範囲内の複数の敵を対象にし、近くの敵へ連鎖していきました。さらに水の中で発動すると、同じ水場にいる敵へ効果が広がるように見えたと原文筆者は報告しています。周囲の地形を攻撃手段に組み込めるなら、敵の配置だけでなく、戦う場所を選ぶことも重要になりそうです。
別の魔法では、範囲内の敵をニワトリに変えられました。そこへ火球を当てると、変身した敵が焼けたニワトリになるという、シリーズらしいユーモアのある演出も確認されています。単にダメージを与えるだけでなく、状態変化と別の魔法を組み合わせて結果を変える仕様が、デモの印象的な要素になっていました。
2回目のプレイでは、終盤向けの装備と強力な魔法を持つ、通常より大幅に強化されたキャラクターを操作しました。なかでも連射式クロスボウは高い威力を持つ反面、反動が大きく、通常の弓よりも照準が乱れやすい武器でした。その結果、頭を狙った攻撃だけでなく、スケルトンの脚を撃ち抜く場面も生まれています。
敵は受けた攻撃の部位によって行動が変わりました。頭を撃たれた敵は視界を失った状態で、剣を振ったりクロスボウを撃ったりする一方、脚を負傷した敵は転がったり這ったりしながら攻撃を続けます。行動能力は大きく制限されますが、完全に無力になるわけではありません。こうした部位ダメージの細かな反応が、ほかの敵や異なる環境にも適用されるのか、という質問に対して、アソシエイト・ゲームディレクターのWill Kennedy氏は笑顔を見せるだけで明言しなかったとのことです。
高難度とボス戦で確認された設計
2回目の試遊では、アソシエイト・ゲームディレクターのCraig Little氏が難易度を最高設定まで引き上げました。パリィの受付時間は厳しくなり、敵の攻撃力が上がったほか、撃破にもより多くの工夫が必要になったと原文筆者は説明しています。短時間の試遊では判断しにくいものの、敵の動きも賢くなったように感じられたとしています。
このプレイで使用した魔法は、敵を空中へ持ち上げ、遠距離攻撃で狙いやすくするものでした。空中に浮かせた敵へ雷を通したり、地面へ叩き落としたりすることもできます。さらに、敵を吹き飛ばすような「フォースプッシュ」に近い技も用意され、浮遊魔法と組み合わせれば、敵の集団に囲まれた場面で距離を作れました。高難度では、このような複数の能力の連携が生存のために欠かせなかったといいます。
両方のプレイの最後には、Lantern Wraithというボスが登場しました。通常のスケルトンは倒しても完全には消滅せず、残された亡霊を処理しなければ死体が再び動き出します。Lantern Wraithはこの仕組みを拡張した存在で、自身が亡霊を召喚し、その亡霊がさらに死者を呼び起こします。
ボス戦では、デモ全体で学ばせていた要素がまとめて要求されました。弱点を狙い、周囲の雑魚を処理し、近接攻撃・弓・魔法を使い分けるという構成です。原文筆者は、仕組み自体は革新的とまでは言えないものの、リアルタイムで判断するための選択肢と各ツールの手応えが十分にあり、不満はないと述べています。
仲間キャラクターとプレイヤーの選択
デモでは、Peep ShowのSuper Hans役で知られるMatt King氏が演じる仲間キャラクターも登場しました。開発者によると、プレイヤーはゲーム中に複数の仲間と行動できるとのことです。原文筆者は、軽口や下品なジョークを交えながらスケルトンと戦うキャラクターについて、台詞の間、演技、自己認識の表現が優れていると評価し、今後さらに多く登場してほしいとしています。
開発チームはこれまでも、プレイヤーの選択と行動の自由を重視していると説明してきました。今回の試遊では、その方針が町や都市、世界全体のような大きな単位だけでなく、戦闘中の一瞬ごとの判断にも反映されていることが示された形です。
なお、週末にはゲーム全体の長さを懸念する声もあったとされています。ただし、原文筆者は今回の短い試遊だけでも戦闘の深さと細かな反応を確認できたとして、同じような密度と選択肢が全編にわたって用意されるなら、20時間の内容を何度も遊ぶことになっても問題ない、という見解を示しています。