『Fable』はXboxの「DNAに不可欠」 長期開発を支えた認識をディレクターが語る
2026年09月15日 | #発売情報 | GamesRadar+
Xboxで大規模な人員削減や複数のプロジェクト中止が続くなか、長期開発中の『Fable』が生き残ってきた背景について、ディレクターのRalph Fulton氏が語りました。同氏によれば、Xbox社内の多くの関係者が本作をプラットフォームに不可欠な作品と考えていたことが、開発を守る力になったとのことです。本作は発売延期を経て、2027年2月23日にPS5、Xbox Series X|S、PC向けにリリースされる予定です。
10年に及ぶ開発とXboxの大規模再編
The Guardianのインタビューによると、本作の制作は早くも2016年に始まっていたとされています。Playground Gamesによる発表トレーラーが公開されたのは2020年でしたが、それからも6年以上にわたってファンの待機期間が続いています。その間にはMicrosoftとXboxの事業方針だけでなく、ゲーム業界全体にも大きな変化がありました。
Xboxではここ数年で数千人規模の人員削減が実施されており、2026年7月にも1,600人のポジションが削減されました。さらに、2027会計年度にかけて1,600人が削減される予定で、CEOのAsha Sharma氏はこれを「Xbox史上最大規模の再編」と説明しています。こうした状況のなかでも本作の開発は継続されています。
「プラットフォームのDNAに不可欠」と評価
近年のXboxでは、The Initiativeの閉鎖にともなうPerfect Darkリブートの中止や、ZeniMax Online Studiosが手がけていた新作MMO Project Blackbirdの開発中止も起きました。Project Blackbirdの中止後には、元The Elder Scrolls Online責任者のMatt Firor氏が同社を離れています。複数の大型プロジェクトが失われる不安定な環境で、なぜ本作が開発を維持できたのかが今回のインタビューで語られました。
Playground Games共同創設者でディレクターのRalph Fulton氏は、「長い開発期間のなかで私たちを守ってくれたのは、Xbox内の非常に多くの人が、FableをプラットフォームのDNAに不可欠な存在だと考えていたことです」と話しています。さらに同氏は、シリーズがゲーム全体にとっても重要であり、ほかの作品にはない要素の組み合わせを提供すると説明しました。発言からは、単に1本の新作RPGというだけでなく、Xboxを象徴する作品として社内で位置づけられていることがうかがえます。
PS5版も展開、発売日は延期
本作はXbox Series X|SとPCだけでなく、PS5にも登場します。Xboxが独占方針を見直し、他社プラットフォームにも一部タイトルを展開する流れを示した後も、この対応は変更されていません。Xbox向けタイトルとして長く開発されてきた作品ですが、発売時には複数のプラットフォームでプレイできる形になります。
当初の計画からは延期されており、GTA 6との競合を避けるため、発売日は2027年2月23日に変更されました。また、Xboxの説明では、通常のRPGとして遊ぶ場合のプレイ時間は15~20時間程度とされています。一方で、生活シミュレーションのように世界で過ごす遊び方を選べば、「文字どおり永遠にプレイできる」とも説明されており、メインストーリー以外の長期的な遊びも用意される見通しです。