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『The Blood of Dawnwalker』開発費は4000万ドル、AA級RPGの規模感を示す一作

2026年09月19日 | #その他 | GamesRadar+

『The Blood of Dawnwalker』開発費は4000万ドル、AA級RPGの規模感を示す一作

『The Blood of Dawnwalker』の開発費が4000万ドル規模だったと報じられました。大作AAAほど巨額ではない一方、内容や評価で存在感を示す「AA」級RPGの代表例として、ゲーム開発の新たな選択肢を浮かび上がらせています。本作は発売から数日で100万本以上を売り上げ、続編の計画も進められているとのことです。

NetEaseの投資で決まった開発規模

Bloombergの報道によると、本作を手がけたRebel Wolvesには、中国企業NetEaseが26%出資しており、開発予算もNetEaseが設定したとされています。その後、Bandai Namcoがパブリッシャーとして加わりました。Rebel Wolvesは、The Witcher 3のディレクターを務めたKonrad Tomaszkiewicz氏が率いる新設スタジオです。

4000万ドルという予算は、ゲーム業界全体で見れば小規模とはいえません。しかし、近年のAAAタイトルでは開発費がさらに膨らみ、長期開発や発売延期、発売後の大規模な人員整理が問題になっています。そうした状況と比べると、限られた規模のチームで、十分な密度を持つRPGを作る方向性が注目されています。

Kingdom Come: Deliverance 2らと同じAA市場に位置付け

本作の予算は、AA級のヒット作として挙げられるKingdom Come: Deliverance 2と近い規模とされています。また、より小さい予算で制作されたClair Obscur: Expedition 33とも同じ流れにある作品です。これらは、チームや予算を抑えながらも、従来の大作に引けを取らない内容を目指すゲームとして扱われています。

JagexのCEOであるJon Bellamy氏も、AAAタイトルの予算の10分の1程度でも、適切な制作体制を整えれば結果は大きく変わらない可能性があると主張しています。一方で、AA作品がすぐにAAAと同じ利益を得られるわけではありません。開発者の報酬、投入された作業時間、パブリッシャーや投資家への配分、販売価格など、最終的な収益を左右する要素は複数あります。

高評価と販売実績が続編計画を後押し

本作はMetacriticで84点を記録し、2026年の高評価ゲームおよびRPGの1本に数えられています。Steamの発売後レビューも、86%が好意的な評価で落ち着いているとのことです。発売から数日で100万本以上を販売したことも、Rebel Wolvesが続編の計画に着手する直接的な後押しになりました。

ただし、AA市場が安定した選択肢として定着したわけではありません。Valor Mortisのディレクターは、パブリッシャーが小規模作品を大きな財務リスクと見なさなくなるには、「Expedition 33のような成功例が、あと数本は必要だ」と指摘しています。大作偏重の開発環境が変わるかどうかは、今後も同規模の作品が継続して商業的な成果を出せるかにかかっています。

ソニーの2023年の裁判関連文書では、The Last of Us Part 2やHorizon Forbidden Westの開発費が非常に高額だったことが明らかになりました。さらに、GTA 6では開発費が巨額に達するとの見方もあります。原文筆者は、こうした超大型タイトルとの対比から、本作の4000万ドルという規模が、現在のRPG市場における現実的な中間案を示していると位置付けています。