『The Blood of Dawnwalker』10月初旬の大型パッチで最易難度や戦闘改善を追加
2026年09月22日 | #アップデート | Eurogamer
『The Blood of Dawnwalker』は、10月初旬の配信を予定している初の“大型パッチ”で、戦闘のターゲット処理や逃走時の操作感を大きく見直します。新たな難易度は高難度ではなく、戦闘をできるだけ避けて物語を楽しみたい人に向けた、現在のStoryよりもさらに簡単なモードです。Rebel Wolvesのゲームディレクター、Konrad Tomaszkiewicz氏は、パフォーマンス改善や今後の拡張要素についてもEurogamerに説明しています。
物語重視の新難易度を追加
今回追加される難易度は、腕前を試すための上位モードではありません。開発チームは、方向ごとの攻撃インジケーターが表示されないDuelistでも十分に難しいと判断しており、より高い難易度を追加する予定はないとのことです。新モードは、戦闘をゲームプレイ上の大きな挑戦として求めず、物語を知りたい人が本作を進めやすくすることを目的としています。
Tomaszkiewicz氏によると、「より簡単な難易度を求める人が多い」ことを受け、現在のStoryモードを置き換える形で新しいStoryモードを追加します。現在のStoryは別の名称に変更される予定で、候補として「Demanding」などが挙がっているものの、正式名称はまだ決まっていません。これにより、最も簡単な新Story、名称変更後の旧Story、Fair、Challenging、Duelistという5段階の構成になります。
ターゲット切り替えや逃走時の挙動を修正
戦闘面では、ターゲット選択とカメラの改善が進められています。特に、スタンのようなクラウドコントロール能力を使った際に、操作していない相手へ自動的にターゲットが切り替わる挙動が見直されます。これは不具合ではなく、Tomaszkiewicz氏自身の意図で導入された仕様でした。スタンさせた敵にロックオンしたまま攻撃してしまい、狙っていたスタンを誤って消費する事態を避けるため、別の敵へ切り替える設計にしていたといいます。
しかし、プレイヤーから不満が寄せられたため、次回パッチではこの自動切り替えを解除する方向です。スタン状態を解除するには3回の攻撃が必要になる仕様も導入される予定で、開発側は変更後の操作感を見ながらさらに調整する考えを示しています。スタンだけを狙う場合と、スタン後に連続攻撃を加えたい場合の双方で、ターゲットを滑らかに切り替えられるかが確認されます。
戦闘から逃げる場面では、地形やナビゲーションメッシュに引っかかって動きが止まる問題への対策も行われます。逃走中はナビゲーションメッシュの影響を受けにくくし、障害物にぶつかって不自然に足止めされることなく走れるようにするとのことです。Tomaszkiewicz氏は、開発者たちは敵から逃げるプレイをあまりしなかったため、この問題を見落としていたと説明していますが、配信やプレイヤーからのフィードバックを通じて、実際の遊び方を把握したとしています。
この変更は、狼の姿や魔女の高速移動で敵を振り切る場合にも関係します。高速移動中に動物の敵を刺激しても、攻撃を外した場合まで敵がプレイヤーを強制的に捕捉し続けることはなくなります。敵は攻撃を試みるものの、命中しなければ安全に走り続け、自由に世界を探索できるようになる予定です。
パフォーマンス改善と敵の耐久力をめぐる方針
大型パッチでは、Steamのプレイヤーレビューで目立っていたゲームパフォーマンスも改善対象になります。すでに小規模なホットフィックスによって動作やコントローラー対応の修正が行われていますが、PCには非常に多くのハードウェア構成が存在し、発売前にすべての組み合わせをテストするのは難しかったとTomaszkiewicz氏は話しています。現在はプレイヤーに使用ハードウェアを尋ねながら、問題の把握と修正を続けているとのことです。
一方で、敵の体力が高く、倒すまでに時間がかかるという指摘については、今回のパッチで一律に調整する予定はありません。敵の倒しやすさは、Coenの育成状況や装備、選択したビルドに大きく左右されるためです。剣を中心に強化し、魔法系のパークを一部取得したうえで、カラスを使う範囲攻撃を組み合わせれば、高レベルの敵も非常に速く処理できる一方、パークを温存してキャラクターを育てていなければ、敵はより頑丈に感じられると説明されています。
開発側が敵の体力を下げすぎないのは、強力なビルドを組んだ場合に、あらゆる敵を一撃で倒せるようになる危険があるためです。実際に、特定のビルドではTomaszkiewicz氏自身が敵を過剰なほど速く倒せた経験があり、敵の耐久力を下げるだけでは別の問題が生じるとしています。敵の“硬さ”は、キャラクターをどのように成長させたかによって変わる要素として残されます。
今後の追加要素は検討段階
パッチの配信時期について、Tomaszkiewicz氏は「10月の初め頃」と説明しており、プレイヤーに多くの改善を届ける大型アップデートになるとしています。具体的な全内容はまだ明かされておらず、同氏は紹介しきれないほど多くの作業項目があると述べました。
また、開発スタジオはNew Game Plusの追加を検討しています。Tomaszkiewicz氏は実装の可能性を認めたものの、詳細については明らかにしませんでした。敵の種類を増やして戦闘のバリエーションを広げる案も存在しますが、こちらも「可能性はある」とした段階で、決定事項ではありません。大型パッチに含まれるかどうかも示されていません。
本作では、すでに次回作への意欲も語られており、Coenを異なる時代や場所で描く構想があるとされています。ただし、次回作でも時間制限の仕組みを採用するかは決まっていません。今回のパッチは発売後の操作性や遊びやすさを中心にした内容となり、新モードや新たな敵、New Game Plusといった要素は今後の発表を待つ形です。