『Halo』次回作の開発をActivisionが担当、ファンの反応は賛否両論
『Halo』シリーズの次回作を、Call of Dutyで知られるActivisionが手がけることになりました。Halo Studiosの大規模レイオフとあわせた今回の体制変更は、長く低迷が指摘されてきたシリーズを立て直す転機になるのか、それとも新たな混乱を招くのか、ファンの間で大きな議論を呼んでいます。
Activisionへの移管にファンが困惑
Xboxによる今回の再編では、Halo Studiosで多数の人員削減が行われたほか、次のシリーズ作品の開発がActivisionへ引き渡されました。予想外の決定だったこともあり、SNSでは本作の今後をめぐるさまざまな反応が投稿されています。
特に目立つのは、Activisionの作品で見られる課金要素や大型コラボを、Haloの世界観に持ち込む展開を想像したジョークです。Master Chiefが大量のダウンロードコンテンツ衣装を着る画像や、Nicki Minajを思わせる著名人スキン、紫色のEnergy Swordといったミームが作られ、ファンは新作が過剰なマネタイズに傾く可能性を皮肉っています。
過去作を知るファンからは、HaloとCall of Dutyのコミュニティがかつてはまったく別の存在だったという声も出ています。2009年頃を振り返ったあるファンは、Halo: ReachからBlack Ops IIへ移るとゲーム性のあらゆる面で大きな違いを感じたとして、「HaloがCODのパブリッシャーによって作られる日が来るとは、当時は想像もしなかった」と投稿しました。シリーズの方向性が大きく変わることへの戸惑いが、こうした反応からうかがえます。
期待する声と厳しい批判
一方で、今回の移管を前向きに受け止めるファンもいます。Campaign Evolvedへの反応が生ぬるいものにとどまったことを踏まえれば、開発体制を変える必要があるという見方です。元Blizzard社長のMike Ybarra氏も今回の移行を支持しており、Activisionのチームはリスクを恐れず、プレイヤーを驚かせるHalo体験を届け、今後10年以上の土台を築こうとしていると評価しています。
シリーズ運営への不満は以前から根強く、あるファンは「10年遅すぎた」とXに投稿しました。そのファンは、Halo 4以降にIPの扱いを誤り続け、評価できるものはMCCくらいだったものの、それもXbox 360時代ほど良くはないと批判しています。別のファンは、レイオフには問題があるとしながらも、Activisionへの移管を含む再編全体については慎重ながら楽観的に見ていると述べました。
ただし、Activisionが新体制でシリーズを本当に立て直せるかはまだ分かりません。現時点でファンの大勢は、直近10年の状況を考えれば何らかの変化は必要だったという暫定的な期待に傾いています。しかし、課金やコラボへの懸念と、開発スタッフの大規模な削減に対する反発も消えておらず、移管だけで信頼を取り戻せる状況ではありません。
Xbox再編ではUndead Labsにも動き
今回の発表に関連するXboxの動きとして、Undead Labsが同社から独立し、従業員所有のスタジオになったことも伝えられています。これにより、State of Decay 3が開発中であることに加え、同作が年内にクローズドベータを予定していることも確認されました。Haloの開発移管とは異なる形ですが、Xbox傘下のスタジオ再編が複数の作品と開発体制に影響を及ぼしていることを示す動きです。