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『Minecraft Dungeons 2』は新世界に見どころがあるものの、戦闘とやり込みは単調

2026年09月28日 | #レビュー | IGN

『Minecraft Dungeons 2』は新世界に見どころがあるものの、戦闘とやり込みは単調

『Minecraft Dungeons 2』は、友人と気軽に遊べる一方、約7時間の物語を終えるころには戦闘の単調さが目立つアクションRPGです。前作より装備の調整幅が広がり、ジャンプも加わりました。新たな世界「Sift」の探索は楽しいものの、Minecraftの世界が持つ可能性を十分に生かせているとは言えません。

遊びやすくなった戦闘にも物足りなさ

本作ではダンジョンで敵の群れやボスと戦い、装備を集めます。DiabloのようなアクションRPGを大幅に簡略化した作りで、複雑な育成が苦手な人も入りやすくなっています。その反面、装備の組み合わせを考える楽しさは限られています。

前作ではできなかったジャンプにより、足場を使う場面や簡単な謎解き、ジャンプ攻撃が加わりました。防具の装備枠は1つから4つに増え、ダンジョンやクエストで解放する武器・防具のエンチャントも充実しています。遠距離攻撃の威力を高めるなど、効果を得られる新たなアーティファクトもあります。

ただ、戦闘の中心は前作からほとんど変わりません。近接武器も遠距離武器も攻撃パターンはそれぞれ1種類で、似たようなゾンビやイリジャーとの戦いは早々に飽きが来ます。敵を倒した後に移動速度を上げたり、遠距離攻撃で敵を貫通したりするエンチャントも、戦闘の印象を大きく変えるほどではありません。

装備運に左右されるキャラクター作り

職業を選ぶ仕組みはなく、戦い方は拾った装備に強く左右されます。レビュー筆者は素早く戦う役を目指しましたが、大剣や防御寄りの装備ばかり手に入り、友人との協力プレイでは結局、前衛を務めました。終盤までは狙った構成を作りにくく、回避能力や基本の移動速度、使える武器の種類も全員共通です。仲間ごとの役割にも大きな違いは生まれません。

新世界「Sift」は探索の見どころ

最も印象的なのは、魂の力に満ちた新世界「Sift」です。ヤギに似た生き物や毒の水、青緑色の風景が広がり、漂う魂や踊る自動人形が独特の雰囲気を作っています。Minecraftの見た目を借りるだけにとどまらない、本作ならではの魅力が感じられる場所です。

一方で、ここでも遊びの大半は敵を倒しながら先へ進むことです。筆者はSiftを楽しみつつも、通常のMinecraftで自由に歩き回りたいと感じています。物語も、イリジャーの一団がSiftへ渡れるようになり、主人公が世界を救うために戦うという筋書きにとどまります。会話や映像で深く掘り下げられることはありません。

クリア後も続く同じ戦い

物語を終えると、高い難度の敵に挑んで良い装備を狙う「Soul Storms」が解放されます。そこで得られる上位の武器や防具には追加の効果が付き、収集そのものには楽しさがあります。しかし現状、その装備を必要とする別の遊びは乏しく、物語の終盤には飽きていた攻撃と回避を繰り返すことになります。

未消化のサイドクエストやボス戦の再挑戦、エンチャントの選択肢を増やす任意のダンジョンもありますが、遊び方は大きく変わりません。筆者と友人たちは遊び続ける理由を探したものの、物語の先に奥深いクリア後の体験は見つけられませんでした。Mojangは今後のコンテンツ追加を予定しているとしています。

友人と数晩、気軽に敵を倒して装備を集めたい人や、複雑な育成を避けたい人なら楽しめるでしょう。ただ、薄い物語と単調な戦闘を越えて遊び続けたくなる理由は少なく、Minecraftの世界を生かした続編としては物足りない仕上がりです。