PS5ハッカーがファームウェア14.10でデバッグメニューへのアクセスに成功と主張、『GTA 6』への影響は未知数
2026年10月21日 | #噂・リーク | Polygon
PS5のジェイルブレイクを手がけるハッカーたちが、『グランド・セフト・オート6』(GTA 6)の動作に必要とされるファームウェア14.10上で、PS5のデバッグメニューにアクセスできたと公式に主張しています。カーネルレベルのアクセスを得ている可能性を示すものですが、『GTA 6』のゲームデータを取り出す手段は見つかっておらず、PCなど他の環境で遊べる段階には至っていません。
14.10でデバッグメニューにアクセス、カーネル権限の可能性
2026年のPS5ジェイルブレイクは大きく進展しており、現在は複雑な回避策を使わずに本体をPSのエコシステムから切り離せるとされています。非公式移植版や違法コピーされたゲームの映像も広まっていますが、これまでは利用していた脆弱性がファームウェアの特定バージョンに依存していました。『Marvel's Wolverine』や『Saros』など今年のソニーの主要タイトルは遊べる状態になった一方、『GTA 6』はこの制約のため対象外でした。
ハッカーたちによると、『GTA 6』のプレイにはファームウェア14.10が必要になるとのことです。10月20日、ハッカーたちはまさにこのバージョンでPS5のデバッグメニューにアクセスできたと発表しました。これはカーネルレベルのアクセスを得ていることを意味するとされ、理論上はシステムに対して最も高い権限を持てるエクスプロイトにあたります。
『GTA 6』はまだ遊べない
発売日の11月19日を前に、『GTA 6』がPCで遊べるようになるとは言えない状況です。発売まで数週間あり、ソニーやRockstar Gamesが必要なファームウェアのバージョンを変更する可能性があります。今回の成果を出した開発者のGezineは、このエクスプロイトを非公開にしています。ソニーはすでに、PlayStation Networkに接続する前に本体の更新を求める対応を取っています。
最大の壁は、『GTA 6』を動かすために必要なゲームファイルを取り出す方法が知られていない点です。最も有名な手法であるHypervisorは、ある ハッカーが5万ドルの報奨金と引き換えに存在を報告したことで、ソニーに無効化されました。この壁は越えられないと見る向きもあります。
先行きは不透明
一方で、ジェイルブレイク界の最近の進展には、AIによるコード生成ツールの進歩が一部寄与しているとされ、そのAIは今後も向上していくと見られています。ソニーが2028年に物理ゲームソフトのサポートを終了する決定に不満を持つ層もおり、物理ディスク版が出ない『GTA 6』に憤るファンと重なる部分があります。『GTA 6』は物理所有のない時代の象徴と見られており、標的にする動機は存在します。
ただしHypervisorをめぐる報道を受け、これらのプロジェクトに関わる人々には、新たなダンプ手法の進捗を伏せておく理由があります。『GTA 6』の海賊版が目的であれば、取り組みを早々に止められたくないはずだからです。
『GTA 6』をPS5から取り出す方法が見つかるまでには数カ月かかる可能性があり、そこまで到達するかどうかも不明です。それでも、Gezineの成果はその実現に向けた最初の意味ある一歩になり得るとされています。