EAがBioWareの閉鎖を発表、『Mass Effect』新作を開発中だった名門RPGスタジオに業界から惜別の声
Electronic Arts(EA)は現地時間10月21日(水)、RPGの名門スタジオBioWareを閉鎖したことを明らかにしました。新作『Mass Effect』を開発していたスタジオの突然の閉鎖に、ゲーム業界では悲しみと惜別の声が広がっています。
閉鎖の経緯と業界の受け止め
EAが最も成功しているシリーズに注力を強め、BioWareを閉鎖すると、先にBloombergが報じていました。近年のBioWare作品は評価が割れ、売上も伸び悩んでいたことから、閉鎖は意外な出来事ではなかったと原文は伝えています。それでも、スタジオが再び立ち直ることを心のどこかで期待していた人は多かったようです。
『Mass Effect 2』の自殺任務を生き延びた記憶や、『Dragon Age: Origins』でキャラクターとの恋愛を楽しんだ思い出を、ある世代のゲーマーや開発者の多くが今も大切にしているといいます。業界関係者やファンの間では、BioWareがゲーム好きとしての自分をどう形作ったか、仕事の道筋がスタジオとどう交わったかを語る投稿が相次いでいます。『Dragon Age: The Veilguard』や『Anthem』など、近年は議論を呼ぶ作品もありましたが、BioWareがゲームの世界と切り離せない存在であることは変わらない、と原文は述べています。
なぜRPGファンに強く響くのか
原文によると、BioWareは『Mass Effect』などを通じて、選択によって物語が変わるゲームデザインを広めました。その流れは『The Witcher』や『Undertale』といったシリーズにも受け継がれているとされています。こうした仕組みをBioWareが発明したわけではないものの、『Mass Effect 3』の結末をめぐる論争が示すように、プレイヤーの選択が本当に意味を持つゲームという理想を形づくった存在だと、原文筆者は評価しています。大作ゲームは2026年の今もこの理想を追い続けており、その話をするならシェパード司令官を避けては通れないとのことです。
また原文筆者は、BioWareがゲーム開発の限界をプレイヤーに教えた面もあるとしています。ゲームづくりの夢は大きくても、予算や経営といった現実の壁にぶつかることが少なくありません。それでもBioWareが期待を裏切った場面を含めて、人々の心に最も残っているのは「信じさせてくれた」という感覚だといいます。皮肉が当たり前になり、愛されたゲーム会社が大企業に買収される例が増える中で、これは簡単なことではないと筆者は述べています。
閉鎖に対する業界の反応が強いのはそのためだと原文は結んでいます。紹介された声には、「BioWareは私の人生を変えた会社です」というものや、「BioWareがなければ『Edgerunners』は存在しなかったかもしれません」というものがあります。ただし、原文では発言者が特定できないため、誰の言葉かは不明です。