『Clair Obscur: Expedition 33』、累計870万本・約3億6600万ドルの売上 Alinea Analytics推計
2026年10月23日 | #売上・ランキング | GamesRadar+
調査会社Alinea Analyticsの分析によると、『Clair Obscur: Expedition 33』は発売からの累計で870万本を販売し、売上は約3億6600万ドルに達しました。販売の大半はSteamが占めており、PC Game Passでも提供されていたにもかかわらず、PC市場では好調だったとされています。
近年のGOTY受賞作と比較
Alinea Analyticsは、近年のGame of the Year受賞作であるElden Ring、Baldur's Gate 3、Astro Bot、そして本作の販売実績を、プラットフォーム別に分析しています。
- Elden Ring:販売3640万本、売上20億ドル
- Baldur's Gate 3:販売2320万本、売上12億ドル
- Astro Bot:販売470万本、売上2億9100万ドル
- 『Clair Obscur: Expedition 33』:販売870万本、売上約3億6600万ドル
Elden Ringは史上最大級のタイトルの1つであり、数字でも先頭に立っています。Astro Botの数字については、独占タイトルであることと、プラットフォーマー(アクション)というジャンルがやや限られた層に向けたものであることが背景にある、と筆者は見ています。
『Clair Obscur: Expedition 33』は最新の受賞作で、主要なGOTY 5部門をすべて制し、Baldur's Gate 3の記録に並びました。販売数や売上はElden RingやBaldur's Gate 3には及ばないものの、インディー作品としては大きな数字です。
※元記事では冒頭の1か所だけ売上が3億3600万ドルと記載されていますが、見出しと本文中の記述は3億6600万ドルで、本稿では後者に合わせています。
Game Passが販売に与えた影響
比較対象の3作と違い、本作は先週までXbox Game Passの加入者向けに追加料金なしで提供されていました。この間にXboxとPC Game Passで遊んだプレイヤーは430万人にのぼります。
Alinea Analyticsはこの影響を「Game Passによる共食い(cannibalization)」と呼んでおり、販売に占めるXboxユーザーの割合は5.5%にとどまりました。一方、PCでは影響が小さかったようで、販売の58.8%をSteamが占めています。
開発側とアナリストの見方
クリエイティブディレクターのGuillaume Broche氏は、この「共食い」が指摘されるなかでも、Game Passの影響には前向きな姿勢を示しています。サブスクリプションによって「参入の障壁が下がった」とし、特にターン制RPGは「リアルタイムのアクションを好む人を遠ざけてしまう」ことがある、と述べています。
Circanaのアナリスト、Mat Piscatella氏も、本作を「サブスクリプションサービスへの収録によって、販売の可能性がおそらく高まったゲームの好例」と評しています。
筆者は、サブスクリプション費用だけで遊べたことで体験した人が増え、口コミがさらに広がるだろうと見ています。ただし、430万人がゲームを購入せずに遊んだとしても、その全員が別の形であれば購入したとは限らない、とも指摘しています。