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『Final Fantasy Resonance』を楽しんだ人にすすめたい、シリーズの歴史をたどる3作品

2026年10月25日 | #ゲーム紹介 | Polygon

『Final Fantasy Resonance』を楽しんだ人にすすめたい、シリーズの歴史をたどる3作品

シリーズ初のHD-2Dタイトルとなる『Final Fantasy Resonance』が、家庭用ゲーム機とWindows PCで発売されました。歴代のヒーローから最新作の主人公まで、数多くのカメオ出演や小ネタが詰め込まれた、シリーズへのラブレターのような作品です。遊び終えたあとは、過去の名作を振り返りたくなる人も、見逃していた近作に触れたくなる人もいるでしょう。ここでは、シリーズの歴史の異なる時期から選んだ3作品を、ミニ回顧として紹介します。

16ビット時代の最高傑作とされる『Final Fantasy 6』

対応機種は、Switch、PS4、Windows PC、Xbox Series X|Sです。

残念ながら、『Final Fantasy 6』のリメイクは期待できないかもしれません。ディレクターの北瀬佳範氏は2024年に、『FF7 リメイク』のような形でSFC版を作り直すには「20年ほどかかる」と語っています。HD-2D版なら歓迎したいところですが、スクウェア・エニックスにその気はなさそうです。そのため今は、ピクセルリマスター版を遊ぶ好機といえます。

本作は、クラウドやノクティスのような1人の主人公を据えず、大勢の登場人物に焦点を当てている点がシリーズの中でも異色です。中盤の見事な展開と、シリーズ屈指の悪役を備え、16ビット時代で最高の作品と見られているのも納得できます。植松伸夫氏による素晴らしいサウンドトラックも魅力です。

懐古的な空気をまとった『Final Fantasy 9』

対応機種は、Android、iOS、Switch、PS4、Windows PC、Xbox Oneです。

『Resonance』よりずっと前に、シリーズの歴史を振り返る作品として登場したのが『Final Fantasy 9』です。現代的な舞台や陰のある主人公が目立った『FF7』『FF8』とは一線を画し、明るい雰囲気と王道のハイファンタジーの世界を描いています。

主人公は陽気な盗賊のジタンで、生意気なガーネット姫を誘拐する華々しい場面から冒険が始まります。ただし、ガーネット本人は連れ去られること自体を気にしていません。2人は仲間とともに、ガーネットの母であるアレクサンドリアのブラネ女王が起こした戦争に巻き込まれていきます。

シリーズ生みの親である坂口博信氏は2000年、IGNに対して「私が考えるファイナルファンタジーの理想像に最も近い作品」と語っています。遊び心あふれる空気に加え、存在の意味に悩む若き黒魔道士ビビは、シリーズ屈指の名脇役として推されています。

絶え間ない変化を象徴する『Final Fantasy 16』

対応機種は、PS5、Windows PC、Xbox Series X|Sです。

『Resonance』は、ファイナルファンタジーが常に自らを作り変え続けるシリーズであることを思い出させてくれます。スクウェア・エニックスの開発チームは、業界の主流に合わせて、あるいはそれを動かす形でシリーズを進化させようと考え続けています。『FF9』が「最もファイナルファンタジーらしい」作品だとすれば、『FF16』は最もらしくない作品かもしれません。

ターン制のRPGではなく、デビル メイ クライやGod of Warと共通点の多い、キャラクター重視のアクションゲームです。貴族の身分を追われたクライヴ・ロズフィールドが、虐げられた魔法使いたちのために戦う自由の戦士へと変わっていく物語が描かれます。シドもチョコボも飛空艇も登場します。一方で、下品な言葉遣いや性的な描写も多く、シリーズで初めて成人向けのMレーティングを受けた作品でもあります。

これが今後10年のファイナルファンタジーの姿になるかといえば、まずそうはならないだろうと筆者は見ています。それでも、非常に興味深い実験作であることは確かです。