Auroch Digital、『Warhammer 40,000: Boltgun 2』発売後に人員削減の協議を開始 市場環境の悪化を理由に挙げる
2026年10月27日 | #その他 | DualShockers
『Warhammer 40,000: Boltgun』シリーズを手がける英国のAuroch Digitalが、スタジオ全体で人員削減(レダンダンシー)の準備を進めていると明らかにしました。同社はX上で発表しましたが、投稿はすでに削除されています。『Warhammer 40,000: Boltgun 2』が高い評価を受けた直後の発表であり、成功作を出しても厳しい状況が続く業界の現状を示す事例として注目されます。
約4分の1のスタッフに影響とされる人員削減
発表によると、人員削減はスタジオの約4分の1に影響するとのことです。Starship Troopers: Ultimate Bug Warと『Warhammer 40,000: Boltgun 2』はプレイヤーから好意的に受け止められたと触れたうえで、同社はより広い市場環境が今回の難しい判断の理由だと説明しています。
現在は人員削減に向けた協議の最中で、対象となる人数や部署について、具体的な数字は示されていません。ただしスタジオのLinkedInページには従業員数が51〜200人と記載されており、この規模から計算すると13人が対象となる可能性があります。それでも、再編の全容は不明です。
原文の筆者は、評価の高いスタジオが従業員を解雇するのは悲しいことだとしたうえで、市場環境は日に日に悪化していると指摘しています。開発費が高騰し、数百万本を売り上げても利益が少なくなっているとの見方です。
今後のサポートと、同社が業界に求めた協力
Auroch Digitalは、協議期間中、影響を受ける従業員だけでなく、対象外のスタッフにも不安が生じることを認めています。そのうえで、財務面の説明を行い、今回の変更による影響を和らげるため、全力で従業員を支援するとしています。
気になるのは『Warhammer 40,000: Boltgun 2』の今後ですが、同社は引き続きサポートを行うと発表しました。ただし、DLCについては言及がありませんでした。また、Warhammer Survivorsについても、発売にこぎ着けられるよう開発を続けるとしています。もっとも、今回の人員削減がこれらのタイトルにとって課題となる可能性は否定できません。
さらに同社は、業界の仲間に対し、解雇される従業員の採用に協力し、その才能を生かして情熱を注げるものづくりができるよう力を貸してほしいと呼びかけました。原文の筆者は、この呼びかけを発表の重要なポイントと捉え、解雇を行う中でも従業員を気遣うスタジオの姿勢が表れていると述べています。
成功作でもスタジオが存続できない状況への懸念
原文の筆者は、今回の発表を、商業的にも批評的にも成功したタイトルを出したスタジオが生き残れなくなっている業界の問題を映すものと位置づけています。何本売れればスタジオを守れるのかは誰にも分からず、終わりのない悪循環だという見方です。Auroch Digitalも、今回の変更が必要な理由を示す正式な決算結果は公表していません。プレイヤーや批評家からの好評はゲームの成功に欠かせないものの、それがそのままプロジェクトの財務的な強さを意味するわけではないと、筆者は述べています。
背景として、同記事は2026年に多くの開発会社がヒット作を送り出している一方で、売れ行きに関係なくレイオフが起きる状況に触れています。例として、Alinea Analyticsによると540万本を売り上げたとされる『Ghost of Yōtei』の発売後に、Sucker Punch Studiosでも人員削減があったことを挙げています。
『Warhammer 40,000: Boltgun 2』とWarhammer Survivorsの追加コンテンツ展開は明るい材料です。ただ原文の筆者は、2作品の開発継続は称賛に値するとしつつ、今回の状況では開発者にもプレイヤーにも安心しきれない面があると見ています。