『World of Warcraft: Forever』の種族特性調整にBlizzardが言及、一部種族が戦闘ロールで有利になる方針にHordeプレイヤーが反発
2026年10月27日 | #その他 | GamesRadar+
『World of Warcraft: Forever』のベータ版で、Blizzard Entertainmentが種族特性(racials)を調整しました。開発チームは「種族のアイデンティティ」を優先したと説明していますが、一部の種族が特定の戦闘ロールで他より有利になることも認めており、プレイヤーの間で議論が起きています。
Blizzardが説明した調整の方針
種族特性は、各種族が持つ固有の能力で、ダメージ補正などが含まれます。以前から、どの種族の特性も完全には納得されにくい状況が続いており、「一般的すぎる」という声と「種族間で強さに差がある」という声の両方が上がっていたといいます。
Blizzardは公式フォーラムで、これらの意見を受けて最終調整を行ったと説明しました。開発チームは「一部のプレイヤーからは、新しい種族特性の一部が没個性的に感じられるという意見があり、別のプレイヤーからは、一部が客観的に他より強いという懸念も寄せられています。最終調整では種族のアイデンティティを優先したため、特定の戦闘ロールでは、一部の種族が自然と他よりわずかに効果的になります」と述べています。
調整の対象は、ヒューマン、ドワーフ、タウレン、オーク、Skyborneです。特性の一部は種族間で入れ替わっており、たとえばタウレンは命中率1%の補正を失い、ヒューマンがそれを得ています。
Horde側プレイヤーの反応
この変更を、Horde陣営を軽んじるものと受け止めるプレイヤーもいます。Redditのr/classicwowでは、「今さらHordeでプレイする意味はあるのか」というコメントがありました。別のユーザーは、タウレンから命中1%を取り上げてドワーフに与えたことを挙げ、開発陣の偏りを批判しています。「Blizzardは種族特性で何をしているのか分かっていない」という意見もあり、同調する返信が複数見られるとのことです。
別のスレッドでも、今回の件をBlizzardの「えこひいき」の問題とする投稿がありました。「種族特性は問題ないどころではない。Alliance寄りの扱いはひどくなる一方だ」と書かれています。
擁護する声と筆者の見方
一方で、全員が同じ見方というわけではありません。えこひいきではなく、Blizzardの説明どおり、種族ごとに得意な戦闘の形が違うだけだと主張するプレイヤーも多いようです。「AllianceはずっとPvEに強い陣営で、HordeはPvPに強い」という意見もあります。「Allianceが20年間味わってきた状況と同じだ」として、以前はBlizzardがHordeを優遇していたと反論する声もあります。
原文筆者のAnna氏は、こうしたやり取りを読むと頭が痛くなるとしつつ、双方の言い分に理解を示しています。全員が満足するバランスを取るのは難しいという見方です。『Final Fantasy 14』のように種族ごとの強化を事実上意味のないものにする方法を評価しているものの、『World of Warcraft』で同じことが起きる可能性は低いとも述べています。
『World of Warcraft: Forever』は来月初めに正式リリースされる予定です。この議論の行方と、Blizzardが今後のアップデートでどう対応するかが注目されます。