『World of Warcraft』リテール版で不具合のあるマウントが話題に、プレイヤーの不満が再燃しているとIGNが報道
『World of Warcraft』のリテール版で、Blizzardが配信したマウントの不具合をきっかけに、プレイヤーの間で現状への不満が再び高まっていると、IGNが伝えています。11月4日には『World of Warcraft Forever』の正式リリースが控えるなか、リテール版の品質をめぐる声が目立っています。
車輪が動かないマウントが火種に
問題となっているのは、11月のTrading Postで配信された「Hot Motocross Bunmover 4000」です。感謝祭にちなんだもので、後部にオーブンを取り付けた小さな三輪車のデザインになっています。
ところがこのマウントは、車輪のアニメーションが動作しません。さらに車輪が地面にめり込むため、床の上を滑っているように見えるとのことです。全体で見れば小さな不具合ですが、昨年に『Midnight』が登場してから積み重なってきたプレイヤーの不満に火をつけた形です。
『Midnight』発売後の更新に対する不満
『Midnight』は発売当初の評価が高く、IGNでも9点をつけています。レビュアーのLen Hafer氏は「魅力的なゾーンと満足度の高いエンドゲームの流れが、『World of Warcraft: Midnight』を見どころから見どころへと運んでくれる」と評していました。ただし、MMOの真価は発売後の更新で問われるとIGNは指摘しています。
その更新については、過去のシーズンの使い回しのように感じられる「侵攻」イベントが矢継ぎ早に実装されていること、シナリオの出来が物足りないことが挙げられています。現在のパッチでは、人気のあるHordeのキャラクターがほぼ唐突に退場する展開もあり、そこへ今回のマウントが重なったことで、不満の象徴になったとされています。
Redditなどで広がる反応
Redditでは、車輪が地面に固定されたままの様子を示す画像が投稿され、「事実上プレイ不能」と皮肉を込めたコメントが付きました。別のユーザーは、8週間ごとのパッチ周期が品質に影響していないという趣旨の過去の発言を引き合いに出して皮肉っています。また「リテールではもう気にしていないのだろう」という投稿もありました。
さらに、8週間周期を言い訳にすることもできないとして、あらゆるものが壊れていることを疑問視する声もあります。Windows Central編集長のJez Corden氏もSNSで、BlizzardはリテールのWoWを適当に済ませているという趣旨の投稿をしています。
8週間周期への疑問と今後
8週間周期のパッチは『Dragonflight』で、過去の拡張で生じた長いコンテンツ空白期間を解消するために始まりました。しばらくは問題なく機能していたものの、ここ数回の拡張ではほぼ毎回のパッチでバグや内容の使い回しが目立つようになったとのことです。IGNによると、『WoW Forever』の開発陣は先週、Classic+モードでは更新の間隔をより長くする方針だと語っていました。
IGNは、WoWはこれまでも『Warlords of Draenor』や『Shadowlands』といった厳しい時期を乗り越えてきたと述べています。リテール版も今回の品質問題を乗り切るだろうとしつつ、今回の反発をきっかけに、Blizzardがコンテンツの供給ペースを見直すことを期待しているとしています。
正式リリース目前の『WoW Forever』
『WoW Forever』は水曜日の正式リリースを控えています。先週は名前予約システムに問題がありましたが、IGNは巨大なタイトルになりそうだと見ています。ベータの段階でも、開発陣は参加者の多さに驚いたといい、正式公開後はさらに数が増えるとみられています。