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Polygon筆者、Switch 2版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』にパリィがない戦闘を新鮮だと評価

2026年11月09日 | #その他 | Polygon

Polygon筆者、Switch 2版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』にパリィがない戦闘を新鮮だと評価

Polygonの筆者は、Switch 2向けにリメイクされた『ゼルダの伝説 時のオカリナ』が、現代のアクションゲームで定番となったパリィを導入しなかった点を取り上げ、そのおかげで一見単純な戦闘が意外なほど新鮮に感じられると評価しています。

パリィを加えず、1998年の剣さばきを踏襲

筆者によると、今年は『Onimusha: Way of the Sword』や『Phantom Blade Zero』など、剣戟の手触りを突き詰めたアクションゲームを数多く遊んだそうです。しかし、今年いちばん気に入った決闘は、これらではなく『時のオカリナ』にあったと述べています。

リメイク版の戦闘は、1998年のリンクの冒険を慎重かつ効果的に発展させたものだといいます。優れたサウンドデザインと、命中時の視覚効果によって、マスターソードはこれまで以上に力強く感じられるとのことです。一方で、リンクの動きに手を加えて弾き返しを加えることはしておらず、リメイク版にはパリィが存在しません。

リンクの攻撃手段は、チャージ式の回転斬りとジャンプ斬りを除けば限られています。ロックオンして剣を振り、敵に当てるのが基本で、盾で防いだりアイテムで変化をつけたりはできるものの、デクババを倒す動作はいつも同じだと筆者は説明しています。

筆者はリメイクについて、Nintendoがどこまで戦闘を現代化するのかが気になっていたそうです。今年は『The Witcher 3: Wild Hunt Remastered』や『Assassin's Creed Black Flag Resynced』のように、戦闘の作り直しを重視するリメイクやリマスターが目立ちました。Nintendoはその流れに乗らず、リンクの攻撃を大きく変えませんでした。パリィや何らかのカウンターを備えた現代のアクションゲームに慣れていると、最初は戸惑う可能性があるとも筆者は述べています。

待って、見極め、一撃で仕留める面白さ

筆者は、この昔ながらのアクションに早く慣れるほど、その洗練された作りが分かってくると語っています。戦いは互角の相手との長い決闘ではなく、リンクは熟練の剣士として、たいていの敵を数発で倒せます。隙が生まれるのを辛抱強く待ち、踏み込んで一撃を入れるという、精密さとタイミングが鍵になるそうです。横跳びやバック宙といったリンクの回避動作も同様で、スタルフォスと何度か戦えば攻撃を覚え、回避から反撃までの間合いをつかんで素早く倒せるようになるといいます。

筆者はレビューで、この感覚を『Punch-Out!!』になぞらえました。ファミコンの名作は、敵ごとの予備動作を覚えて対応することに戦いの核があり、ボクシングの試合は一種のダンスで、プレイヤーは自分のステップを学ぶ必要があります。『時のオカリナ』も同じ仕組みで、急がず手順を守って慎重に戦うよう促されるとのことです。

こうした流れを試される戦いはいくつもあり、とくに終盤のアイアンナックは、回避に失敗すると強烈な一撃を受けます。最も優れた腕試しとして筆者が挙げたのが、水の神殿でのダークリンクとの戦いです。自分と同じように効率的で精密な相手と向き合う唯一の場面で、相手が自分自身だからだと説明しています。無闇に剣を振ると挑発され、失敗にはことごとく対応してくる影の剣士を前に、最も重要になるのは忍耐です。筆者はこの戦いを、劇のように演出されたフェンシングの試合にたとえ、これを体験すると、ほかの戦闘も腑に落ちると述べています。

一振りごとの手応えと、筆者の結論

筆者は、単純に聞こえるかもしれないとしつつ、Nintendoは一振りごとに力強さを感じさせる方法を押さえていると評価しています。剣が当たるたびに響く重い打撃音と、色鮮やかな粒子の広がりにより、子供リンクで最も弱い敵を斬る場面でも、くす玉を割ったような爽快感があるそうです。小さな工夫のおかげで、スポンジを叩くような徒労感がなく、一撃一撃が重要で気持ちよいものになっていると語っています。

比較として筆者が挙げたのが、ゲームフリークの今夏の作品『Beast of Reincarnation』です。ソウルライクとは言い切れないこの作品について、ボスが細かな攻撃を積み重ねてやっと倒れる点を、同じようには評価できないと述べています。

最後に筆者は、1998年の設計に根ざした戦闘を新鮮と呼ぶのは奇妙かもしれないが、同じ主題の変奏に感じるアクションゲームが多い現在では実際にそうだと結論づけています。戦闘に自己表現を求める現代のプレイヤーには響かない可能性があるものの、『時のオカリナ』がソウルライクと呼ばれたり、「parryslop」と揶揄されたりすることはないといいます。この戦いには、集中した設計思想から生まれた独特の質感があり、それは同じく研ぎ澄まされた剣士にふさわしいというのが筆者の見方です。パリィなど必要なく、どんな刃もリンクには届かないと締めくくっています。