プレイ感想、個人的にはかなり評価高い

ワイルドハーツをクリアしてしばらく経ったのでゲームの感想を書きたいと思います。若干ネタバレが入るかも知れませんがネタバレして問題あるゲームでもないとは思うので気にしないで書きます。基本的には遊び心地メインに書きたいと思います。

総合評価

評価的には★4です。4.5という程でもありません。点数的には80点ほどでしょうか。バグ系は考慮していません。単純にワイルドハーツを遊んでいて面白く感じたか、満足したかで評価しています。バグ含めたら★3くらいです。人によっては★1の人もいるでしょう。

アクションは爽快感ありあり、モンハンと比べられるが似て非なるもの

モンハンが狩りゲーの元祖なので比べられるのは仕方がないと思います。今後も類似ゲームがでたらまずモンハンが比較対象になるんでしょうね。

ゲーム全体の作りとしてはモンハンとほぼ同じと思っていいです。いくつかの広いフィールドがあって討伐対象の巨大モンスターが歩いている。それを狩るために素材を集めて武器防具を揃えて食事でバフを得ながら狩るという点ではまんまモンハンです。ですのでモンハンをやったことがある人はゲームの流れはすぐに掴めます。

しかし実際に遊んでみるとアクション性は全く異なる事に気づきます。モンハンと同じような戦い方をして獣に勝てない！となってしまう人もいるかも知れません。

本作には「からくり（以下カラクリ表記）」という要素があります。罠を作ったり攻撃用のボーガンを設置したりとプレイヤーのサポートをしてくれるギミックです。ただ単に武器だけで戦おうとすると攻撃のスキがなかったり、攻撃を受けすぎて回復が追いつかなかったりしますがカラクリを駆使することでかなりバトルが楽になります。

カラクリをセットしたボタンや、組み立てるための配置順を暗記する必要がありますが即座に出すことができるので攻撃の合間にカラクリを挟むことが可能です。それに合わせて武器によって攻撃方法がかなり異なるので多彩な攻撃バリエーションが存在します。高ダメージを出すための最適な攻撃のみを行う事もできますが脳筋の僕は直感タイプなのでその時その時自由に遊びながら戦いました。

カラクリを使うと画面がうるさくなるので上の画像では何をやっているのか全然わからない状況ですが、序盤に習得できる「仕掛け槌」と呼ばれるカラクリを5〜6個連続で叩きつけています。獣によっては弱点になるカラクリが存在するので動き回るタチの悪い獣をハメて憂さ晴らししながら戦っていました。

皮はモンハンなのですが獣と戦っている感じはどちらかと言うとデビルメイクライのようなアクションゲームに近い感じを受けます。モンハンはターン制なんて言われていますが、ワイルドハーツの場合はプレイヤーが獣を攻撃するタイミングをあまり準備してくれません。特に猿のやつは終始動き続けます。このゲームは獣へ攻撃するタイミングを自分で作らないとダメなゲームです。その辺りが難しいと感じてなかなか倒せない人がいるかも知れませんね。

個人的にはモンハンよりワイルドハーツの方が遊んでいて楽しいです。モンハンは作業感が大きくてあまりハマりませんでした。モンハン・ワールドは友人と奥さんの付き合いで一緒に遊んでいましたがメインクリアしただけです。序盤の装備から更新できずに1撃死なので、寄生して何とかという感じ。ワイルドハーツでは装備を更新せずともからくりを駆使して一人でも何とか進められたんですよね。ヤバくなったら逃走して準備し直せますし。少しつまっても属性を合わせた装備をしっかり整えれば勝てるようになっているので達成感を感じられます。

ゲームの難易度

モンハンより簡単に感じるのは僕だけでしょうか？なんというか動き回れるのでやりようがあるというか。モンハンの場合は動き覚えて攻撃チャンスのタイミングで叩くというイメージですがワイルドハーツだと避けながら敵の体制崩して叩くというプレイヤーがチャンスを作れるゲーム性になっているので戦いやすかったです。モンハンはしょっちゅう失敗してましたがこのゲームではジゴクザルとアマテラスとラスボスくらいしかリトライしてません。

色々とストレスのかかる部分が排除されている

どうしてもモンハンと比べてしまうのですが、モンハンって結構ストレスがあるシーンが多いと思います。樽作るための素材をコツコツ溜めたり、狩り前にちゃんとアイテムを作っておいたり、拾い物する時など毎回停まって時間かかったり。その辺りの面倒さはワイルドハーツでは少ないので狩りに集中できて良いなと思いました。ワイルドハーツもめんどくさい部分はありますが削れるストレスは削っている印象です。食材が無駄に多くて加工の手間が必要なので改悪している部分もままありますが…。

あと卵を運ぶようなミッションがなかったのは個人的に大きな点です。初代とセカンドは卵運びで辞めてますから…。

武器の鍛冶システムで良いなと思ったのは強化前に素材返却ありで戻せることです。これのおかげで色々武器の特性を変更して戦うことができます。複数持つことももちろんできるので各種属性武器を持つこともできます。

マルチでの乙るストレスが低い

ワイルドハーツではマルチでHPが無くなった場合は一旦その場に倒れるだけです。他のプレイヤーから救ってもらえば復帰が可能になっています。これはかなり腕に自身がない人にとってありがたいシステムだと思います。獣がターゲットを向ける方向が分散してくれるのもあってマルチで遊ぶ有効性が非常に高いです。

フレンドがいない人でもワイルドハーツでは気軽に遊べる設計になっているので狩りゲーが苦手な人でも手伝ってもらうことでクリアまで到達できるでしょう。
※ただしメインストーリーはクイックマッチがほぼ機能していません。獣を直接選択すればすぐに誰か来るので装備を整えるのには問題ないです。

不満はいろいろある

• EAアカウント絡みでマルチ不可だったり、ゲームそのものを起動出来ない場合がある
• 明らかにプレイヤーのゲーム機／PCのスペックとは関係ない何かでフレームレートが低い
• メインクエストのクイックマッチがほぼ機能していない
• 一部クエストではイベントのせいで剥ぎ取りができない場合がある
• ゲームの流れでシステムを習得できる設計になっていない。ヘルプも充実していない
• 他人が作った龍脈からくりを一括で消せない、もしくはマップ上で把握できない
  ※マルチで他人が参加している状態だと他プレイヤーのアイコンが表示されるがログアウトすると消える
• 湊に置いている食料箱が壊されて食材が散らばる
• 雨や雪がうざい
• 敵の高性能すぎるホーミング

EAアカウントにまつわる問題はかなりクリティカルな問題なので早急に対策をしてもらわないと今後ユーザーは減る一方でしょうね…。とりあえずゲスト機能いれたら？と思うんですけど。クロスプラットフォームしたい人だけEAアカウント使えばいいのに。もしくはゲーム内からアカウントの連携をできるようにしてもらわないと。

後はフレームレートの問題も遊び心地に大きく関わるので改善して欲しいところ。今の状態だと連結からくりが誤爆するので無駄な残骸がでるし、ハンマーのようなタイミングを合わせてボタンを押すような武器の攻撃が不発することが多いです。

敵の動きで唯一納得できないのが攻撃のホーミング性能です。普通はある程度避けたら通り越していくものですが、ひどい時は直角に曲がって追いかけてきます。プレイヤーを吹き飛ばしながら更にホーミングで追いかけるのでタイミングによってはハメ殺しされることも…。そこが改善されればいい感じの難易度だと思います。

最後に

狩りゲーというジャンルで考えずにアクションゲームが好きな人にプレイしてもらいたいゲームだと思います。初週販売本数がPS5のパッケージだけで2.8万本くらいでしたがDL版を含め、かつクロスプラットフォームなのでマルチユーザーは結構存在すると思います。しばらくの間は問題なくマッチングし続けると思いますが、今後も今のユーザー数を維持できるかはアップデート次第でしょうね。

正直なところやり込む要素はそれほど多くありません。例えば武器や防具を作る素材も狩りに数度行けば割と作れてしまいます。クリア後に作ることができる着せ替え装備に関しては恐ろしく時間がかかってきますが、そこに至るまでプレイ時間はそれほど必要としません。とはいえ僕自身はストーリークリアに30時間以上はかかっているので普通に遊ぶ分には問題ないボリュームだと思います。やりこみ要素やボリュームが少ないと言うよりは何度も繰り返し作業しなくても素材を集めることができる（1種の武器だけなら）と考えたほうが良いかも知れませんね。