◆目次◆
Directive51-001
ベニテス隊長:
よし、よく聞け、Directive51の話やオレンジ色の腕時計をした連中のことでいろいろ質問を受けてる。他にもいろいろと取り組んでいるが、一体何が起きてるのか誰も知らない。今日はみんな運がいいぞ。短縮版で教えてやるから、これが終わったらもう質問はなしだ。よし、じゃあ最初に、最初はそう、これは義務だ。Directive51は正真正銘、大統領直々の命令だ。こいつが発動したら、反対することはできない
Directive51-002
ベニテス隊長;
何と書いてあるかって?いろいろ書いてあるが、大事な部分はここだ。一部の人間は、混乱を片付けるためならどんなこともできる権限を与えられている。ミサイル、生物兵器、化学兵器、パンデミック、巨大モンスター…そういう類だ。気付いてるかもしれんが、現在の状況はこれに当てはまる。彼らはディビジョンと呼ばれ、こうしてる間にも活動している。どうすれば彼らだと分かるのか?あのオレンジの輪を探せ。あれが輝いてたら、そいつらがそうだ
Directive51-003
ベニテス隊長:
この連中は何者なのか?Directive51によれば、彼らは一般市民から採用されたスパーエージェントで、本当にどうしようもなくなった時だけ活動する。個人的に、この説明はなかなかよくできてると思ってる。軍隊でもSEALsでも、秘密諜報員でもない。一般市民から選ばれた、一般市民を助けるための一般市民だ。彼らは極限状態において、国内の秩序と公衆の安全を維持するよう訓練されている。だから俺たちのような人間は自分たちの仕事に集中できる
Directive51-004
ベニテス隊長:
誰かは分からない…近所の住民、歯科医師、妻、とにかく可能性はある。大事なのは、とんでもない事態になった時に彼らが仕事をできると誰かが考えたことだった。そして招集を受けると、彼らは何をしていうようと途中でやめて街に繰り出す。そういう人間だからだ。そしてそう、俺もみんなと同じ不満はある…SHDと呼ばれるDCの連中は俺たちのような人間をあまり信用していなかったってことになる。だが見渡してみろ、こいういうことを計画するのは正しい考えだったのかもしれんな
Directive51-005
ベニテス隊長:
とにかくディビジョンエージェントに会ったら、できる限りの支援を申し出るんだ。彼らがこの混乱から皆を助け出すことになっているんだから。いいか、確かに俺たちは懸命に働いてきた、全員がだ。消防士、警察官、動物管理者、とにかく皆そうだ。Joint Task Force全体が大変な働きをしている。だが人に頼らなきゃならい時もある…俺たちだけじゃ対処しきれない事態もある。この街は俺たちだけじゃ助けられない
Directive51-006
ベニテス隊長:
それでだ。正式な発表が聞きたいだろう、ほらいくぞ。いまこの瞬間から、俺たちはディビジョンと連携する。作戦は共同で行われることになる。戦略および実施に自主性はあるが、いざと場合にはディビジョンのエージェントに決定権がある。そうならないことを願うが。現場においては、引き金を引くのにディビジョンの責任者の指示を待つ必要はない
Directive51-007
ベニテス隊長:
さて、次に皆が聞いてくる質問は分かってる、もう嫌というほど尋ねられたからな。すなわち、事態が全て片付いたら彼らはどうなるのか?この事態を乗り切ったら、そこからはディビジョンの人間が仕切るんじゃないかというのは確かに心配だろう。いいか、心配はいらない。Directiveによると、差し迫った危機が去った時点で彼らは任務を解かれ、家に帰ることになる。彼らはニューヨークを乗っ取るわけでも、俺たちに取って代わるわけでもない。彼らは任務を果たして事態を収拾するための存在だ。彼らには帰るべき生活と家族がある
Directive51-008
ベニテス隊長:
だが今ここで事態を片付けた後のことを心配しても仕方ない。まずは事態を乗り切らないといけないし、そのためにはディビジョンの人間の支援が必要だ。それでだ。”第一波”のエージェントは活動している、現場で彼らを見た者もいるだろう。どれだけの人数がいるのかは分からない。どれだけの第何「波」まであるのかも分からない。多いほどいいが、それは俺にはどうすることもできない。ぜひ彼らと話して知り合いになってくれ、特に彼らと協力する方法をさがしてほしい。関係を築くんだ。連中は連邦捜査局に属しているかもしれないが、ニューヨーカーだ。俺たちは運命共同体なんだ
Directive51-009
ベニテス隊長:
このDirective51のことで俺たちは何をしなくちゃいけないか?いつもの仕事だ。街に繰り出し、人々を助け、いつもと同じ仕事をすることになる。作戦に関しては、俺のような人間が助言しながら決めることになる。ディビジョンの支配下に入るわけだが、必要とあらば…いいか、初めてのことじゃない…9・11やサンディ。連邦捜査局が介入したのは、俺たちにとって彼らが必要だったからだ。それだけ事態が悪化してるってことだ
Directive51-010
ベニテス隊長:
気に入る必要はないが、やらなければならない。昔のダークウィンターの訓練を覚えてる年齢の者もいるだろう、連邦捜査局はこういう事態がどんなものになるかを想定しようとした。実際、連中はこの大惨事を極めて正確に予想してたことになる。そもそも、それでDirective51が作られた。それが今現実になってる