アルバロのメッセージ
キム:
只今電話に出られません。メッセージをどうぞ
アルバロ:
キム…ああ、アルバロだ。その…こんなことになってしまってとにかく電話したかったんだ…それで、伝えたかったことがあるんだけど…その…愛してる。子供の頃からずっと。それから…その、どこかで無事でいてくれよ。もじ事態が落ち着いたら。とにかく無事でいてくれ。じゃあな、キム…じゃ
ラジオ番組トーク
ラジオ番組の司会者:
もしもし、どうぞお話ください
男:
ああ、とにかくみんなに少しでも知らせたかったんや…俺たちが今、目にしとることは…世界の終わりでも何でもあらへん。世界は今までもこれからもずっとあり続けるんや。この目の前の光景は、ただの報いや。この惑星、社会、自分たちを虐待した報いなんや。おかしいことなんて何もないで。出来ることやったら、これが一時的な現象で済んで、未来の世代がこの失敗から学んでくれたらと思うわ。言いたいことはそれだけや。どうか、我々に加護を
コーヒー
男1:
お宝を見つけたんだ
男2:
はあ?
男1:
ケニアのランクAAが8袋、青くて乾燥している…2ヶ月も経ってない…
男2:
コーヒー豆?イカれたか?
男1:
正常だろ?ガス燃焼のロースターもあった。お前はフレンチローストが好きだったよな…
男2:
一体何なんだ…いい、もう気にしない。さっさと終わらせよう
鳩
男:
おい、やったぞ…屋根の仕掛けに鳩が3匹かかった
女:
すごい!20分くらいで戻るわ。羽と内臓の取り方を教えてあげる
男:
できないよ
女:
ご飯にありつくにはやるしかないの。忌々しいCSSを私に覚えさせてくれたんだから、今度は私が教える。ゴム手袋と、せめてキッチンナイフがいるわ…あと、羽のためにははさみも
男:
もし吐いたら、後は頼むよ。その、ほんとに
陰謀
男1:
おい、すぐそこだぞ。CERAがそこの角に「救護室」を設けたって。ウイルスが原因で、背後には州兵がいるらしい。もうすぐ俺たちに「予防接種」をするつもりだ。目的は支配なんだ。世界政府は9・11テロの後に試したみたいだが、うまくいかなかった。だから政府は今、自由主義諸国の中心へ偽の「攻撃」を企んでんだ!
男2:
9・11テロ事件?あの時お前8歳だろ!どれだけ陰謀論を引きずるんだ?
男2:
もしもし?もしもし?
蜂
男:
何に見える?
女:
蜂でいっぱいの大きな箱よ。分けるわけないわ。ああ、もう、蜂がついた!
男:
よし、よし、まだ元気だな。ミツバチは食べ物があれば冬もずっと活動できる。かわいく見えてきたか?
女:
ただの蜂よ、父さん!街が大変なことになってるのに、こんなことしてる場合?
男:
自分のことは自分でできるが、バスが止まったからな。あのな、冬は永遠じゃない、春のためにも準備しないと。お前はミツバチの世話をするといい。そうしたらすぐにまた蜂蜜が採れる。楽しいぞ
リンカーン・トンネルのレポート
ニュースキャスター:
ニューヨークのシンディに中継が繋がっています、シンディ、現在の様子を教えてください
レポーター:
はいステファン。ここリンカーン・トンネルでは、無期限封鎖が実施されるまでにJTFの検問所を通ろうとする市民によて大混乱が起きています。封鎖が実施される期間について、公式発表はまだありません。電気もガスも使えない、残された多くの人々には、CERAから何らかの救援が行われると思われます。しかし、市民の怒りは最高潮に達しています
ニュースキャスター:
検問所を通過できない人々はどうなるのでしょう?何か情報はありますか?
レポーター:
JTFからの発表はありません。ただ、状況はよくないと思われます。多くの人々が荷物をまとめて車でやって来ていますが、ダイアー通りに戻されています…ちょっと、気をつけて!
留守番
アル:
パパ?
アナウンサー:
マンハッタンの出入り口は、隔離の解除まで封鎖されるようです…
父親:
おい、どうしたんだ?
アル:
家に入ろうとしてる人がいる…
暴徒:
開けろ!警察だ!
父親:
開けるなよ、911にかけろ
アル:
掛けても出ないんだよ。パパ、帰ってきてよ…
父親:
ああ、待ってろ。クソ、橋が
アル:
ドアを壊そうとしてる!
父親:
俺の机に銃があるのは知ってるな?
アル:
え?
父親:
取ってこい!
アル:
パパ!
元恋人
レイチェル〔音声〕:
レイチェルに夢中!そんなあなたはメッセージを残してね
男:
レイチェル、もし無事なら電話がほしい。喧嘩したのは分かってるけど、君のことが心配なんだ。事態はもっと悪くなるって聞くしね。あと…君のことをとやかくいう権利はないかもしれないが、そのクスリには手を出すなよ、いいな?何かあったら教えてくれ、あと、必要なら…いつでも駆けつけるから
プライスハウス
女:
プライスハウスカスタマーサービスです。現在の状況を鑑み、ニューヨークにある店舗は無期限に閉店いたします。ご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。また、できるだけ早く高品質の食品とサービスを再提供できるよう願っております!ありがとうございました!
スタイベサント
ライカーズ1:
良い話はないか
ライカーズ2:
イースト川の向こうに大きなレンガの団地があった。防衛もしやすそうだった。軍はいないし、まだ金持ちの奴らがいる…大した問題にもならないし、たぶん食料もへそくりも大量に持ってる。そこに移動しよう
ライカーズ1:
仲間を連れてその場所を荒らして、敵がいるか見てこい。もしお前が言うように良い具合なら、ララエに話してみよう。それでいいか?
ライカーズ2:
ああ、分かった
ライカーズ1:
じゃあ、行ってこい
クララ
クララ:
父さん!
父親:
クララ、どうした?
クララ:
男の人を撃っちゃった。動かなくなって、もう死んでる
父親:
どこにいる?大丈夫か?
クララ:
ううん…
父親:
怪我は?何かされたのか?
クララ:
そ、そいつ、お店にいたの。私、言われた通り銃を持ってて、その人は薬局の4階にいて、怒鳴られて押されたの、そしたら…
父親:
大丈夫なんだな?誰かに見られたか?帰っておいで、クララ。早く帰ってきなさい!
クララ:
分かった、分かったから。風邪薬も喉スプレーもあったよ、父さん。もう帰るから
試練
女:
神には考えがあるのよ
男:
ああ、でも朝の5時だぞ
女:
遅いくらいよ、ゲイリー。分からないの?印があちこちに…
男:
何を…君が言ってることは…
女:
神がドアをノックするわ。返事しなきゃね?
男:
え?俺が言ってるのは
男:
ルイーズ、そこにいるのか?どうして顔を覆っているんだ?
男:
感染か?
女:これは試練よ、デヴィッド。開けて
男:
嫌だ!できない…俺は…
女:
自分が選ばれし者かどうか、知りたくないの?
銃
男:
まだ持ってるか?質に入れなかったか?
女:
ええ、置いた場所にそのままね
男:
よし。弾は?
女:
箱の中よ
男:
良かった。じゃあ、弾を込めて自分のポケットに入れておけよ。早く抜けるようにな
女:
父さん。誰も撃つ気はないわ
男:
分かってる。しかし万が一がある…念のためだ…頼む、こっちに来てくれ。いいな?