『ウォーハンマー』のGames Workshop、トランプ政権下の関税で780万ポンドを払い戻し―しかし新たな関税と世界情勢がサプライチェーンに影を落とす見込み
ウォーハンマーのミニチュアゲームで知られるGames Workshopは、ドナルド・トランプ氏が導入した関税に関して、780万ポンド(約14億円)の払い戻しを受けたことを発表しました。しかし、最高裁判決で以前の関税が違法とされた後、トランプ氏が新たに導入した世界的な10%関税と、イラン情勢をはじめとする世界的な紛争がサプライチェーンに新たな課題をもたらしているとのことです。同社のCEOであるケビン・ラウントリー氏は、グローバルに事業を展開する上での不確実性として関税を捉え、価格改定や運営効率の改善で対応していく姿勢を示しています。
以前の関税は違法、新たな関税が課題に
Games Workshopは、トランプ前大統領が国際緊急経済権限法(IEEPA)を適用して導入した関税により、過去1年間で700万ポンド(約13億円)を支払っていました。しかし、2026年2月に米国最高裁判所がこれらの関税を違法と判断したため、同社は2026年2月までの期間に支払った関税のうち、780万ポンドの払い戻しを受けることができました。この判決を受け、トランプ氏は新たに世界的な10%の関税率を導入しており、Games Workshopはこれにより今年度、さらに100万ポンド(約1億8,000万円)の追加関税負担を見込んでいるとしています。
サプライチェーンの混乱と今後の見通し
ラウントリーCEOは、新たな関税だけでなく、世界各地で発生している紛争がサプライチェーンに影響を与える可能性を指摘しています。特にプラスチックの原材料費高騰や、世界のエネルギー市場の変動によるサプライチェーンの混乱、インフレ圧力などにより、約100万ポンドの損失が発生すると試算されています。こうした状況にもかかわらず、『ウォーハンマー』事業の中核は堅調に推移しており、Games Workshopの税引き前利益は前年比4.9%増の過去最高を記録しました。同社は「Games Workshopとウォーハンマーの趣味は絶好調だ」と宣言しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 関税払い戻し額 | 780万ポンド(約14億円) |
| 新たな関税による追加負担予測 | 100万ポンド(約1億8,000万円) |
| サプライチェーン混乱による損失予測 | 100万ポンド(約1億8,000万円) |