『The Elder Scrolls』の元中核開発者Kurt Kuhlmann氏、7月のレイオフ後も再就職先を探す
2026年09月15日 | #その他 | GamesRadar+
『The Elder Scrolls』シリーズの開発を支えたベテランであり、作品世界の設定に詳しい「ロア・マスター」として知られるKurt Kuhlmann氏が、レイオフから数カ月が経った現在も仕事を探している。Bethesda Game Studiosで約20年にわたって経験を積み、Lightspeed LAへ移った同氏も、現在のゲーム業界で相次ぐ人員削減の影響を免れなかった形です。
Bethesdaを離れた後も続いたキャリア
Kuhlmann氏は、Bethesda Game StudiosでOblivionやSkyrimを含む作品に携わってきました。ただし、Bethesdaを離れた理由については、同社に残る「官僚的な」負担や、Todd Howard氏から示されていたThe Elder Scrolls 6のリードをめぐる約束が果たされなかったことを、自身の言葉で挙げていたとされています。
その後はAAAタイトルを手がけるLightspeed LAに移り、プリンシパル・ワールドデザイナーを務めていました。しかし、同スタジオで進められていたLast Sentinelのチームを中心とするレイオフが今年7月に実施され、Kuhlmann氏も職を失ったとのことです。Bethesdaを離れた後に新たな職を得ていたにもかかわらず、業界全体の縮小の波に再び巻き込まれました。
LinkedInでシニア職などを募集
Kuhlmann氏はLinkedInへの投稿で、Last Sentinelのチームの大半とともに7月にレイオフされたため、再び求職活動に戻ったと説明しています。そのうえで、シニア、プリンシパル、リード級のデザイナーを探している企業や関係者に向け、「該当する人を知っていれば、連絡するか、自分の情報を渡してほしい」と呼びかけました。
同氏が提示した経験は、単なる肩書きにとどまりません。Bethesdaではキャリアの大部分を過ごし、物語の設計やライティング、ワールド構築、戦闘バランス、キャラクターシステム、ミニゲーム、クラフト、ゲームプレイ用スクリプトなど、デザインに関わる幅広い業務を担当してきたとしています。これにLightspeed LAでの経験も加わります。
業界全体でベテランも安泰ではない状況
原文筆者は、数十年におよぶ開発・リーダー経験を持つ業界ベテランでさえ仕事を求めている状況に注目しています。特定のスタジオだけの問題ではなく、Xboxでは人員削減が続いており、MicrosoftがXbox部門で計3,200人を削減する計画も7月に始まったと紹介しています。影響は大手に限らず、インディー系の企業にも及んでいるとの見方です。
Kuhlmann氏は、リモートワークが可能な仕事を優先するとしながらも、自身の技能と経験に合う機会であれば働き方は限定しない姿勢を示しています。長年にわたり大規模ゲームの設計を担ってきた人物でも、レイオフ後の再就職が容易ではない現実が、今回の投稿から浮かび上がっています。