『ファイナルファンタジーVII リベレーション』監督が語る『ウィッチャー3』からの影響
2026年09月17日 | #発売情報 | DualShockers
『ファイナルファンタジーVII リベレーション』を含むリメイク三部作の開発を率いる浜口直樹氏が、作品づくりにおける『ウィッチャー3 ワイルドハント』の影響を明かしました。オープンワールドの自由な遊びと、物語のクライマックスを彩る映画的なイベントを自然につなぐ構成を研究するため、同作を繰り返しプレイしているとのことです。シリーズ最終作では、これまでで最大規模のオープンワールドが用意される予定です。
浜口氏が繰り返し研究する『ウィッチャー3』
浜口氏はGameSpotのインタビューで、自身にとってプレイヤー時代に大きな影響を与えた作品としてファイナルファンタジーVIを挙げる一方、ゲームを制作する立場になってから特に刺激を受けたタイトルとして『ウィッチャー3 ワイルドハント』を紹介しました。幼少期に遊んだ作品から受けた思い出とは別に、クリエイターとしてゲーム制作の手本になったのが同作だとしています。
同氏は『ウィッチャー3』を何度も見返し、ゲームが得意とする表現に驚かされているとのことです。とりわけ注目しているのは、広大な世界を自由に探索するオープンワールド形式と、重要な場面で展開される大規模なストーリー演出を一体化させる方法です。プレイヤーが自分のペースで世界を歩き回ったあと、物語上の決定的な瞬間へ無理なく移行できる点を、制作上の研究対象として捉えています。
本作のリメイク三部作も、アクション性の高い場面や劇的な対決、映像作品を思わせるカットシーンを重視してきました。浜口氏が『ウィッチャー3』に着目する背景には、壮大な世界を探索させながら、プレイヤーの感情を大きく動かすイベントへ導くという共通点があります。過去作の映像作品アドベントチルドレンを連想させるほど高品質なカットシーンは、ファイナルファンタジーVII リメイクおよびリバースでも注目された要素です。
Horizonシリーズからも受けた影響
浜口氏は、ゲリラゲームズのHorizonシリーズも重要な参考作品として挙げています。広大なフィールドの設計や、細部まで描き込まれたグラフィックスを評価しており、『ウィッチャー3』とHorizonの双方から、プレイヤーに映画的で満足感のある瞬間を届ける方法を学んでいるとのことです。
ここでいう映画的な体験は、単にカットシーンの映像品質を高めることだけを指していません。探索や戦闘といった通常のゲームプレイから、物語上の大きな出来事へ移る流れ全体を整え、プレイヤーがその場面を自分の体験として受け止められるようにする考えです。浜口氏は、世界の広さ、グラフィックス、演出のつながりを組み合わせることで、印象に残る場面を生み出そうとしているとみられます。
『ウィッチャー』シリーズで今後予定される展開
CD Projekt Redの『ウィッチャー』シリーズは、浜口氏のような開発者に影響を与えるだけでなく、今後も新たな展開が予定されています。『ウィッチャー3』では、グラフィックスの大幅な刷新、戦闘とインベントリシステムの更新、現代のプレイヤーに向けた操作性や利便性の改善を盛り込んだリマスター版が、記事時点で同月中に発売される予定です。過去に本作を所有していたユーザーには無料で提供されるとされています。
さらに、2027年には追加ストーリー「Songs of the Past」の配信も予定されています。2016年に発売された「Blood & Wine」以来となる大型の物語コンテンツで、詳細な内容はまだ明らかになっていません。ただし、引退していたリヴィアのゲラルトが、最後の冒険に乗り出す展開になるとのことです。
シリーズの次の大型作品として開発が進められているのが『ウィッチャー4』です。現時点で公開されているのはティザートレーラーのみですが、映像ではゲラルトの養女であるシリが新たな主人公として描かれ、伝説的な父の後を継ぐ姿が示されています。発売日は設定されておらず、ファンの間では2028年以降になるとの見方が出ていますが、これは公式発表ではありません。
三部作の最終作は2027年4月に登場
リメイク三部作を締めくくる本作は、2027年4月8日に発売される予定です。スクウェア・エニックスは、三部作で最大規模となるオープンワールドを採用し、シリーズの結末にふさわしい作品にするため開発を進めているとされています。
浜口氏が『ウィッチャー3』やHorizonシリーズから研究しているのは、広い世界を用意することだけではありません。探索の自由度を保ったまま、物語の重要な場面へプレイヤーを引き込み、アクションやカットシーンを通じて強い印象を残すことが主眼です。影響元として具体的な作品名が語られたことで、最終作のオープンワールドとドラマ演出がどのように結び付けられるのかにも注目が集まりそうです。