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『The Witcher 4』はUnreal Engine 5へ、Cyberpunk 2077の発売問題が移行理由ではなかった

2026年09月18日 | #その他 | VGC

『The Witcher 4』はUnreal Engine 5へ、Cyberpunk 2077の発売問題が移行理由ではなかった

CD Projekt Redが『The Witcher 4』で自社製REDengineからUnreal Engine 5へ移行した理由について、共同CEOのMichał Nowakowski氏が説明しました。移行はCyberpunk 2077の発売時に発生した技術的な問題への対応ではなく、Epic Gamesとの協業によって、同社が目指す規模のゲームをより多く制作するための戦略的な判断だったとのことです。

REDengineの問題が直接の理由ではない

REDengineはCD Projekt Redが自社のオープンワールドゲーム向けに開発してきた独自エンジンで、The Witcher 2、The Witcher 3、Cyberpunk 2077に採用されていました。しかし同社は2022年3月、次のウィッチャー新作をREDengineではなくUnreal Engine 5で開発すると発表。その後、初代The Witcherのリメイクも同じエンジンで制作することを明らかにしています。

Cyberpunk 2077の発売後に開発方針が変わったのかと問われたNowakowski氏は、単純にそう考えるのは誤りだと説明しました。同氏によれば、問題の本質はREDengineそのものではなく、同社はもともと技術会社になることを目標にしていたわけではないとしています。「目指していたのは技術を作ることではなく、最先端の映像や技術を備えたゲームで、物語を最も説得力のある没入的な形で伝えることでした」と述べています。

移行の決め手はThe Matrix Awakens

同氏が最大のきっかけとして挙げたのは、Cyberpunk 2077の発売問題ではなく、Epic Gamesが公開したUnreal Engine 5の技術デモThe Matrix Awakensでした。デモを早い段階で見たCD Projekt Redは、同社が制作するような大規模ゲームをUE5で実現できるのか検討したといいます。

当時のUE5は、そのまま使うだけで同社のゲームを出荷できる状態ではなかったものの、Epic Gamesと協力して必要な機能を追加すれば対応できると判断しました。Nowakowski氏は、ゲームの規模や技術的な要件に合わせた改良が可能だと考えたことから、Epic Gamesとの戦略的な協業に至ったと説明しています。

Epic Gamesとの共同開発で独自性を確保

自社エンジンを手放すことで、ゲーム制作に必要な技術面の自由度が失われるのではないかという点についても、同氏は懸念を否定しています。CD Projekt Redは現在、Epic GamesとともにUnreal Engineの新機能開発に取り組んでおり、エンジン内部の仕組みに関わる数少ない外部チームの1つだとしています。

REDengineを使っていたときのように、必要な部分を自分たちのゲームに合わせて調整できる一方、基盤技術のすべてをゼロから開発する必要はなくなるという考えです。Nowakowski氏は、この協業によって本作のような作品に特有の要件へ対応しつつ、より多くの物語をより多くのゲームとして届けられるようになるとしています。