『The Blood of Dawnwalker』の注目NPC10人を紹介、1位は吸血鬼ラクラ
2026年10月04日 | #ゲーム紹介 | DualShockers
※この記事には物語のネタバレが含まれます。
『The Blood of Dawnwalker』に登場するNPCから、主人公コーエンの旅を支え、ヴェイル・サンゴラの歴史や文化を伝える10人を紹介します。1位に選ばれたのは、謎めいた吸血鬼ラクラです。
10位 ファルカシュ・ドブレシュク
高貴な心を持つ道化師
ロックフォールズ・タワーの西にある廃城を訪れると、道化師のファルカシュが現れ、主人のボヤール・バキルを倒す手助けをしてほしいとコーエンに頼みます。依頼を受けると、コーエンはバキルの月の大会、通称「ラットレース」に潜入し、配下から離れたバキルを倒す計画に加わります。報酬は、バキルの宝物庫にあるアメジストの指輪です。
指輪は呪われた品でした。ファルカシュはそれを弟のドゥシャンに渡し、バキルから繰り返し虐待され、従順さを強いられたことで傷ついた心身を癒やしたいと明かします。家族を救おうとしているのはコーエンだけではないと伝わるエピソードです。
9位 クレイク
マニュミッツの指導者
ブレンシスの支配に抵抗する人間たちの組織、マニュミッツを率いるのがクレイクです。ブレンシスに十分な損害を与えると、コーエンも組織に加われます。
クレイクは当初、超自然的な存在を信用せず、半吸血鬼のコーエンにも強く警戒します。しかし、ブレンシスの軍勢を攻撃し、捕らわれた人々を助けるコーエンの行動を知ると、彼を仲間に迎え、任務にも参加させようとします。
クレイクは本作に3人いる恋愛候補の1人で、男性の候補は彼だけです。一方で、少し疑いを抱いただけの相手を、ブレンシスの兵が捕虜にするのと似た方法で拷問することもあります。
8位 イウリアン・コドリン
高潔さを取り戻そうとする貴族
ブレンシスと吸血鬼たちがヴェイル・サンゴラを支配した際、裕福な商人を含む旧支配層の多くは殺されるか、血を採られるために連れ去られました。イウリアン・コドリンはその運命を逃れた貴族ですが、過酷な体験を抱えています。
コーエンがボヤール・アンブルスの吸血活動を妨害した後、決闘を挑む前に、コドリンは協力を申し出ます。決闘の直前に呪われた血を使ってアンブルスを毒殺する計画です。
コドリンは、アンブルスに命乞いをして自ら「血を提供する家畜」になることで、自分と大切な人々の命を救ったと語ります。その選択に嫌悪感を抱きながらも、いつか自分の命を懸けてアンブルスの支配を終わらせると誓っています。
7位 サンザニの女王ツァリナ
妖精とはひと味違う存在
ヴェイル・サンゴラを探索していると、虹色の粉が漂うキノコの輪に出会うことがあります。その跡をたどると、谷に暮らす謎めいたサンザニたちを見つけられます。青い肌を持つ、半人半蛾の小さな存在で、人間の歯を集めています。
なかでも印象的なのが、スヴァルタル郊外の西にある巣穴で、孤児の少女を守るツァリナです。彼女をはじめとするサンザニたちは、ほかの生き物から姿を隠せるうえ、未来を知っているかのようにコーエンの身に起きる出来事をほのめかします。
ツァリナは、コーエンが協力すれば、妹のルンカに伝言を届けることも引き受けます。
6位 オチャ
バクル族の後継者
ヴェイル・サンゴラには、大柄で角のあるウリアシが数多くいます。多くはブレンシスのもとで、人間の軍勢を率いる立場にありますが、バクル族の後継者オチャは彼らとは少し違います。
オチャと最初に出会うのは、スヴァルタルのアルテンマルクト地区にある酒場です。人間のような入れ墨を肌に刻み、見知らぬ相手との腕試しを楽しんでいます。退屈な一族の暮らしを離れ、人間たちと過ごしたいようです。
オチャの存在は、ウリアシが単なる怪物ではなく、人間と同じように多様で複雑な存在であることを示しています。ブレンシスの支配が崩れた後、人間とウリアシが平和に共存する可能性を体現する人物でもあります。
5位 フロリン神父
暗黒の時代に生きる聖職者
フロリン神父は、ブレンシスが作った新たな教会「ブラッド・コヴナント」の指導者です。かつてはカトリックの司祭で、ゲーム序盤、ラスレアで行われる運命の「血のミサ」でコーエンと出会います。
昼間にスヴァルタル大聖堂を訪れると、フロリンが赤ん坊に血の洗礼を授ける様子を目撃できます。その後、告解の場で彼と話せますが、神父には別の顔があります。
大聖堂の宝物庫の鍵を盗み、隠された地図に記された場所を訪れると、街の地下にある古代遺跡で、フロリンがカトリック教徒の秘密の抵抗組織を率いていることが分かります。彼はブレンシスの城へ入る方法と「古代の英雄の鎧」もコーエンに渡します。
4位 ヴィチョ
スヴァルタルで暮らす気さくな吸血鬼
ヴェイル・サンゴラ最大の都市スヴァルタルでは、さまざまな住民に出会います。その1人が、北部で珍品店を営む吸血鬼のヴィチョです。
およそ200歳のキリスト教徒であるヴィチョは、吸血鬼の治療法を探しながら、平穏な不死の暮らしを望んでいます。血は動物からだけ得て、街のユダヤ人コミュニティやシメオン医師など、困っている人々を助けています。
友人たちが相次いで殺された事件の調査でヴィチョに協力すると、彼は店でゲーム内でも特に強力な指輪や護符を売るようになります。『The Blood of Dawnwalker』の吸血鬼が、誰もが冷酷な怪物というわけではないことを示す人物です。
3位 ヴォルク
笑いをもたらす歴戦の傭兵
聖ティナの森近くの川沿いを北東へ進むと、無人に見える家があります。そこに住んでいるのは、盲目の老傭兵ヴォルクです。彼はコーエンの父ピーテルのかつての相棒で、ピーテルは何年もの間、秘密裏にヴォルクの世話をしていました。
ヴォルクと訓練し、厄介な狼の群れを退治すると、彼はピーテルとの冒険談を何日にもわたって聞かせてくれます。2人は傭兵としてヨーロッパ各地を旅し、政治家や戦争指導者、女性たちを巻き込んだ、愉快で意外な騒動に遭遇したそうです。
冷たいスープをめぐる酒場の喧嘩でピーテルと友人になった話や、法王からナイフをもらった話など、ヴォルクの語りはホラーや流血描写の多いゲームに笑いを添えています。
2位 アンカ
コーエンを導く師
心優しい教師であり魔女でもあるアンカは、ゲーム序盤からコーエンに薬の調合、ラテン語の読解、魔術を教えます。コーエンにとって最初期の仲間であり、特に忠実な味方の1人です。
家族を救うため、ブレンシスと吸血鬼たちを倒す手がかりとなる書物や遺物を探すコーエンを、アンカは支えます。彼女に関わる個人クエストでは、アンデッドが潜む修道院や、ヴェイル・サンゴラの古代遺跡を攻略します。記事では、これらを本作でも特に優れたクエストとして評価しています。
アンカはコーエンより20歳近く年上ですが、恋愛候補の1人でもあります。コーエンへの気持ちを抱き、過去に複雑な事情を持つ2人は、苦しいときに互いを支え合います。記事では、彼女をコーエンにとって最も安定した恋愛相手の候補としています。
1位 ラクラ
夜明けの吸血鬼ファム・ファタール
筆者が『The Blood of Dawnwalker』で最高のNPCに選んだのは、コーエンの3人目にして最後の恋愛候補である、謎めいた吸血鬼ラクラです。
ラクラは強気で妥協を知らず、目的のためなら暴力もいといません。当初は他人と組むことに消極的ですが、行動をともにするうち、少しずつ相手に心を開いていきます。筆者は彼女を、コーエンにとっての「黒猫」のような存在だとたとえています。
荒々しく情熱的な性格の裏には、ブレンシスや、彼を吸血鬼にしたイスブランドとの複雑な過去があります。ゴシックや超自然現象にも深い知識を持ち、ゲーム内でも特に興味を引く人物の1人です。筆者は、今後の『The Blood of Dawnwalker』シリーズで、味方として再登場する可能性も、敵に回る可能性もあると見ています。