『GTA 6』はジェイソンとルシアの関係を任意で深められる
IGNはRockstar Northで『GTA 6』の実機デモを見ながら、開発責任者のロブ・ネルソンにインタビューしました。犯罪や逃走だけでなく、主人公2人の日常や関係性も、プレイヤーの選択に応じて描かれます。
2人の関係はプレイヤーが育てる
ジェイソンとルシアは、それぞれ別々に行動することも、一緒に過ごすこともできます。セーフハウスでは相手のキャラクターに切り替えられ、片方が家にいる間、もう片方が外出している場合もあります。ヘアスタイルを整えたり、服を買ったりするほか、ビリヤードやミニゴルフ、カヤックなどを一緒に楽しめます。
ネルソン氏によると、2人の関係を保つには、ミッションを進めるだけでなく、オープンワールドで一緒に時間を過ごすことも大切です。店を襲うような犯罪行為も、2人で行えば関係を深める時間になります。関係性は犯罪者としての行動を記録する「Criminal Profile」とは別の仕組みで、恋愛関係を深めなくても2人は犯罪の相棒として協力し続けます。一方、関係を育てたかどうかは物語の展開に影響します。恋愛を強制するものではなく、プレイヤーが2人にどのような関係を望むかを選べる設計です。
住人の反応や警察の捜査にも変化
デモでは、街の公園で住人が会話したり、犬を散歩させたりする様子が紹介されました。ネルソン氏は、現行世代のハードウェアのメモリーを活用し、住人の身長や体格の幅を広げたと説明しています。体格に合わせてアニメーションをその場で調整する仕組みも導入しました。
住人との会話や反応は、Red Dead Redemption 2で発展したシステムをさらに広げています。近くで会話を聞き続けたり、住人の後をつけたりすると、気づかれて声をかけられることがあります。相手によっては敵対したり、逃げようとしたりします。ネルソン氏は、プレイヤーだけが暴力を振るう世界ではなく、住人も自分の意思で行動する世界を目指したと話しました。
犯罪が警察に通報されるには、誰かに目撃されるか、警報が作動する必要があります。警察は車や服装などを手がかりに捜査し、着替えたり、乗り物を替えたり、ジェイソンとルシアが別々に逃げたりすると、追跡をかわしやすくなります。警察から逃れるために車を降り、路地やフェンスを使って徒歩で移動する場面もデモで披露されました。犯罪を必要以上に重ねればCriminal Profileが変化し、世界の反応や物語に影響する可能性があります。
車を盗むにも下調べが必要
車の窃盗には、車種ごとの違いと準備が加わります。以前の作品のように、停車中の車をすぐに盗めるとは限りません。物語を進めて道具を手に入れる必要がある車もありますが、運転中の車を奪うことはできます。
携帯電話のスキャナーを使うと、車の施錠や警報装置、追跡装置の有無を確認できます。車によって必要な道具も異なり、鍵の複製器が必要な車もあれば、細い工具で開けられる車もあります。売却価格や自分の車として登録する費用も調べられます。盗んだ車に高度な追跡装置が付いていると、速度を落としたときに位置を警察に知られることがあり、売却先の車の仲買人も車体の損傷に応じて支払額を変えます。
ネルソン氏は、物語を進めるために車を盗んだり店を襲ったりして、金を稼ぐ必要がある場面もあると説明しました。強盗の標的は各地にあり、ジェイソンとルシアが一緒に挑むことも、片方だけで行うこともできます。
物語と自由な探索をつなぐ
ネルソン氏が目指すのは、ミッションの中だけでなく、自由に街を歩く時間も主人公になりきって楽しめる作品です。動物を調べて情報を集める要素や、SNS「Snapmatic」を閲覧する機能もあります。街を移動中にジェイソンが近くの車両保管所を襲う案を出し、予定を変えてその仕事に向かう場面もデモで見られました。
ミッションにも複数の進み方を用意する一方、自由度を高めすぎると展開の質を保つのが難しくなるため、物語に応じて体験を導く場面もあります。ネルソン氏は、大きな選択と小さな選択の両方が物語に関わると説明しました。開発チームは、広く人口密度の高い世界を作り込み、探索中に自然な出来事が起こるよう調整を続けているといいます。
同氏は、プレイヤーが物語を急いで進めるだけでなく、世界を歩き回って発見を楽しめる作品にしたいと語りました。ジェイソンとルシアを別々に動かすか、2人で過ごすかも含め、プレイヤーの選択が世界や物語との関わり方を形作ります。