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『Cyberpunk 2077』に似たディストピアゲーム8本を紹介します

2026年10月12日 | #ゲーム紹介 | Polygon

『Cyberpunk 2077』に似たディストピアゲーム8本を紹介します

ネオンとクロームに彩られた街、企業の腐敗、ジョニー・シルヴァーハンドとの関係に揺れるV。『Cyberpunk 2077』の世界を離れても、監視社会や荒廃した未来を描くゲームは数多くあります。ここでは、企業陰謀から都市伝説、バーでの会話まで、それぞれ異なる形でディストピアを味わえる8作を紹介します。

1. Deus Ex: Mankind Divided

2029年、主人公のアダム・ジェンセンは、武器と人体拡張技術を売ろうとする武器商人たちを止める任務に就きます。しかし、金色のマスクをかぶった傭兵たちが取引に乱入し、現場は銃撃戦に。ジェンセンは、イルミナティや地下のハッカー集団など、いくつもの陰謀が渦巻く中で真相を追うことになります。

物語は砂嵐の吹き荒れるドバイの高級リゾートから始まり、その後はプラハの地下鉄や企業のオフィスを行き来します。テロ組織が暴力事件を意図的に起こし、人々を分断して恐怖に陥れていると知ったジェンセンは、社会をどうすれば保てるのかを問われます。人体を拡張されたテロリストたちの思惑も絡み、企業陰謀や人体拡張をめぐる倫理、肉体と持ち主の関係が描かれます。PC、PS4、Xbox Oneで遊べます。

2. Watch Dogs: Legion

ロンドンで起きた大規模爆破事件の犯人に仕立て上げられたのは、ハッカー集団DedSecでした。謎の組織Zero Dayによる罠で、DedSecは名誉を取り戻し、一から組織を立て直すことになります。街は権威主義的な監視社会となり、DedSecは最重要の敵として追われています。市民に声をかけ、仲間を集めてロンドンを解放しましょう。

街の人々が協力して抵抗するという発想は、仲間を集める仕組みにも表れています。『Cyberpunk 2077』では物語上の立場が定まったVを演じますが、本作では街を歩くほぼ誰でも仲間にできます。ハッキング、ステルス、銃撃戦を使う点は共通していますが、集めたスパイを透明なスパイカーに乗せて戦いに送り出せるのは本作ならではです。PC、PS4、PS5、Xbox One、Xbox Series Xで遊べます。

3. The Witcher 3: Wild Hunt

主人公は変異した怪物狩り、リヴィアのゲラルトです。ゲラルトは、亡霊の軍勢ワイルドハントに追われる娘シリを探します。ワイルドハントは、特別な力を持つシリを執拗に狙っています。元恋人である魔術師イェネファーも、捜索に力を貸します。

中世ファンタジーを舞台にしているため、近未来のディストピアを描く『Cyberpunk 2077』とはジャンルが異なります。それでも、同じCD Projekt Redが手がけた作品らしく、暗い物語や入り組んだ陰謀、簡単には割り切れない選択が描かれます。バイクか馬か、銃か剣か――両作を遊べば、「正しい選択」がどれほど曖昧なものかを味わえます。リマスター版も登場しており、遊ぶ機会です。PC、PS4、PS5、Switch、Xbox One、Xbox Series Xで遊べます。

4. The Ascent

惑星ヴェレスにある都市規模の塔を支配するのは、巨大企業アセント・グループです。主人公は同社に縛られて働く労働者で、塔の最も汚れた区画「deepStink」で設備の保守をしています。ところが、廃棄物処理システムを直す日々は、アセント・グループが突然倒産し、塔が一夜にして停止したことで一変します。何が起きたのかを急いで調べなければ、企業の崩壊に伴う混乱が命取りになりかねません。

近未来の街並みや企業独占への批判を求めて『Cyberpunk 2077』を遊んだ人なら、本作の世界にもなじみやすいでしょう。視点は見下ろし型のアイソメトリックで、広大なオープンワールドと比べると舞台の範囲は限られます。それでも、ネオンに照らされた地区に足を踏み入れた途端、撃ちかかってくる人々が大勢いる、銃撃戦続きの体験が待っています。PC、PS4、PS5、Xbox One、Xbox Series Xで遊べます。

5. Cloudpunk

違法配達業者Cloudpunkの配達員、ラニアが守るルールは2つ。配達を失敗しないこと、荷物を開けないことです。生活のために働き始めた彼女は、初日の夜から次々と怪しげな仕事を任され、街の基盤がどれほど危うい状態にあるのかを知ることになります。

DebtCorpによる財産の差し押さえに直面するVとは違い、ラニアの仕事は荷物を届けることです。銃撃戦は一切なく、配達が中心のゲームです。それでも、2人が進むのは、高度な技術と腐敗が広がり、明るいホログラムが垂直にそびえる暗いSF都市。技術を操る側が人々を顧みないなら、技術は本当に生活を良くするのか――そんな問いが共通しています。PC、PS4、PS5、Switch、Xbox One、Xbox Series Xで遊べます。

6. Ghostwire: Tokyo

主人公の暁人は、バイク事故で瀕死になったところを、近くにいた霊体の探偵KKに蘇らされ、その身に憑依されます。互いに望んだ形とは限りませんが、2人は協力することにします。やがて、オカルト主義者が街に危険な濃霧を発生させ、人々は衣服だけを残して姿を消し、霊となってさまよい始めます。KKのおかげで生き延びた暁人は、何が起きたのかを探り、妹の真理がオカルト主義者の計画に利用されるのを防ごうとします。

『Cyberpunk 2077』が企業の強欲を描くのに対し、本作の中心にあるのは、現実になった都市伝説です。どちらも近未来の密集した街を探索し、高度な技術や魔法を使って戦います。さらに本作では、ステルスや忍者の技も使えます。PC、PS5、Xbox Series Xで遊べます。

7. Observer

神経探偵、または「Observer」と呼ばれるダニエル・ラザルスキは、疎遠になっていた息子から助けを求める連絡を受けます。通話の発信元であるアパートにたどり着いた直後、建物は完全に封鎖されてしまいます。

世界では「ナノファージ」と呼ばれるデジタル疫病が猛威を振るい、戦後の社会には厳しい階級制度が残っています。サイバネティック技術で強化された警察は、絶えず起きる凶悪犯罪の捜査で人々の精神に侵入します。息子のアパートに閉じ込められたダニエルは、息子を探しながら殺人事件を調査し、住人たちの精神へ入り込みます。その中には死者も含まれ、記憶は不気味で幻想的な幻覚として体験されます。一人称視点の心理ホラーである本作は、オープンワールドRPGの『Cyberpunk 2077』とは遊び方が異なりますが、自分の何を置き換えたら自分でなくなるのか、という問いを投げかけます。PC、PS4、PS5、Switch、Xbox One、Xbox Series Xで遊べます。

8. VA-11 HALL-A

プレイヤーが演じるジル・スティングレイは、グリッチ・シティの場末のバー「VA-11 HALL-A」で働くバーテンダーです。思いやりがありながらも皮肉屋の彼女が向き合うのは、ナイトシティで伝説になることでも、世界を救うことでもありません。カウンターに座る常連や客の希望、悲しみに耳を傾けていきます。

グリッチ・シティではナノマシンが生活のあらゆる面を支配し、人々にとって暮らしは過酷です。請求書に追われ、孤独を感じ、失恋に苦しむジルや客たちの日常が、生活を描くゲームならではの距離感で伝わってきます。本作はバーテンダーシミュレーションでもあり、客が本当に飲みたいものを見極めてカクテルを作ることで、その後の展開に影響を与えます。時には、口にした注文とは違う飲み物が正解になることもあります。PC、PS4、Switchで遊べます。

どの作品もナイトシティを取り戻してはくれませんが、別のディストピアへ連れていってくれます。企業の陰謀をオカルトの陰謀に、Vをバーテンダーに、ジョニー・シルヴァーハンドを死者の記憶に置き換えながら、ハッキングや銃撃、潜入、配達を楽しめます。あるいは、客に飲み物を出し、人生への愚痴に耳を傾けることもできます。未来が奇妙に変わってしまったとき、そこで暮らす普通の人々に何が起こるのか。それが、サイバーパンクの世界に惹かれる理由です。