『Ghost of Yōtei』の累計販売は推定540万本、収益4億700万ドルで『Ghost of Tsushima』の同時期には届かず
Alinea Analyticsのマーケティング分析責任者Rhys Elliott氏が、Sucker Punch Productionsが2025年に発売した『Ghost of Yōtei』の販売推計を公開しました。それによると、PS5向けの累計販売数は約540万本、収益は約4億700万ドルとされています。ソニーが確認した数字ではありませんが、発売から約1年の成績を知る手がかりになります。前作『Ghost of Tsushima』の同時期と比べると販売本数では下回るものの、堅調な売れ行きだと伝えられています。
発売1年目の推計値
Alinea Analyticsの分析では、『Ghost of Yōtei』のパッケージ版の比率は36.8%と高めです。PlayStation Storeでの値引きも、ほとんど行われていない状況が続いています。
2026年第3四半期だけで、約50万本が売れたとのことです。
さらにAlineaは、新コンテンツを含むデジタル版のComplete Editionを、発売から2週間で5万人が購入したと報告しています。Complete Editionには、最近配信された拡張コンテンツ「Echoes of Sekigahara」が含まれ、PlayStationがデジタル版の通常版に代わるものとして投入しました。分析では、既存プレイヤーの約6%が新コンテンツ目当てに戻ってきたと推定されています。
『Ghost of Tsushima』との比較
Elliott氏は続報の投稿で、2020年7月に発売された『Ghost of Tsushima』が同じ時点で約4億1800万ドルの収益を上げていたと説明しました。『Yōtei』の基本価格が70ドル、『Tsushima』が60ドルである点と、その後の値引きを考慮すると、『Tsushima』は同時期に700万本近くを売っていたと推定されています。
販売本数では『Tsushima』が大きく上回る一方、収益はほぼ並んでいます。
Elliott氏は、市場環境の違いも指摘しています。
「本数の差は大きいものの、『Tsushima』の同時期にはPS4が約1億1700万台、PS5が約1000万台普及していました。一方、『Yōtei』の対象機種であるPS5は、現在1億台近くあります」
また同氏は、『Yōtei』の収益は『Tsushima』より早く頭打ちになりつつあるとしています。ただし、「GTA」に後押しされたPS5の新規購入者が増えれば、その傾向は和らぐかもしれないという見方も示しました。
ソニーの発表とこれまでの評価
『Ghost of Yōtei』は発売直後の推計でも、前作と同程度のペースだったとされていました。ソニーは今年2月、同作が『Tsushima』の売上を「上回った」うえ、その四半期の業績に「大きく貢献した」と発表しています。Elliott氏は今回、「『Ghost of Yōtei』が失敗作だと言う人は、完全に間違っている」と述べました。
『Ghost of Yōtei』は2025年10月に発売されたPS5専用タイトルです。IGNのレビューは8/10で、「予測しやすい物語ではあるが、よくまとまっている。美しい景観と心地よく流れるようなアクションが楽しめる。オープンワールドゲームを革新するものではないものの、侍の幻想を見事に凝縮した作品」と評価しています。最近は、PlayStationの『The Last of Us』をモチーフにした新しい防具セットも追加されました。