Rockstar North代表、『GTA 6』はトランプ氏やコロナ禍を直接は扱わないと説明 古く見えるリスクを避ける狙い
Rockstar Gamesの新作『グランド・セフト・オートVI』(GTA 6)について、Rockstar North代表のRob Nelson氏が、ドナルド・トランプ氏の台頭やCOVID-19のパンデミックを直接は扱わない方針だと、複数のプレビュー記事で述べました。現実の出来事を題材にすると、作品が時代遅れに見えかねないというのが理由です。
「時代遅れに見えるリスク」を避ける
『グランド・セフト・オートV』から『GTA 6』までは13年の間が空いており、アメリカ文化には風刺の対象になりうる出来事が数多くあります。それでも、新たなプレビューによると、トランプ氏の政治的な台頭とCOVID-19の2つは、直接の題材にはならないとのことです。
Nelson氏は今夏、The New York Timesの取材に対し、「変な形で自分たちを時代に縛りつけてしまうリスクがあります」と語りました。そのうえで、普遍的で、誰もが共感できる人間の愚かさや弱さを描き、なおかつこの時代の一部として記憶されるものは何かを考える必要がある、という趣旨を述べています。
原文筆者は、Rockstarが現代文化で主流になりつつある陰謀論などについて、遠回しに触れる可能性はあると見ています。これはトランプ氏やコロナ禍への間接的な言及になりうる、という筆者の見方です。
長い開発期間を前提にした風刺の選び方
Nelson氏はIGNの別のプレビューでも、風刺への向き合い方を説明しています。開発サイクルが非常に長いため、目先の話題に飛びつかず、切り口を慎重に選び、より普遍性のあるものを見極める必要があるとのことです。毎週、毎月放送されるテレビ番組とは違い、風刺の対象が妙な形で古びないよう注意しなければならないとも述べました。
同氏は、より広いテーマなら風刺してよいものの、ごく具体的な政治問題やミームはすぐに古くなる、という考えを示しています。
過去のトレーラーにはミームも
一方で、これまでの『GTA 6』のトレーラーには、人気のミームを取り入れた場面がありました。原文によると、「Florida Joker」を思わせる描写や、TikTokで拡散した動画への言及と見られるものが含まれています。
それでもNelson氏は、『GTA』シリーズを「時代を超えた」ものに保とうとしている点を強調しました。次回作が古く感じられないよう、現代的なスラングも避けているとのことです。
『GTA 6』は11月19日にPS5とXbox Series X向けに発売予定です。