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A24の映画版『ELDEN RING』、製作費は同社史上最大の2億ドルとWSJ記事で判明

2026年10月25日 | #その他 | DualShockers

A24の映画版『ELDEN RING』、製作費は同社史上最大の2億ドルとWSJ記事で判明

A24が製作する映画版『ELDEN RING』の予算が、同社のプロジェクトとして過去最大となる2億ドルであることが明らかになりました。DualShockersはこの話題を取り上げ、同社の姿勢や監督の経歴から、ゲーム原作の映画化作品として大きな期待を寄せています。

予算は別作品の記事で明らかに

A24は映画版『ELDEN RING』についてほとんど情報を出しておらず、2億ドルという予算は、まったく別の映画を扱ったウォール・ストリート・ジャーナルの記事で明らかになりました。

その記事では、A24の次回作『Telluride』の監督Julie Huntsinger氏が、同社を「ちょうどいい規模の会社。ちょうどいい人数が、ちょうどいい量の仕事をしている」という意味合いで「Goldilocks company」と表現しています。DualShockersは、映画界もゲーム業界も肥大化や社内政治に悩まされるなか、納期のために現場を疲弊させず、有望な企画にきちんと手をかけている話として好意的に受け止めています。

A24は『The Backrooms』などの大きな成功で潤っており、『ELDEN RING』のような大型企画に資金を投じる余力があるとのことです。小規模な作品を得意としてきた同社にとって、今回は大きな賭けでもあります。同メディアは、この賭けに向けて長年かけて準備を重ねてきたとみています。

期待される原作への敬意と創作の自由

『ELDEN RING』は、FromSoftwareならではの西洋と東洋のファンタジー要素のバランスが特徴の作品です。世界観やキャラクターの多くは、『氷と炎の歌』シリーズで知られるGeorge R.R. Martin氏が手がけたことでも知られています。そのため、狭間の地はソウルシリーズの舞台のなかでも特に作り込まれた世界で、別媒体への展開に向いた素材だと同メディアは述べています。

同メディアは、A24がほかの既存作品を丁寧に扱ってきた点にも期待を寄せています。原作に敬意を払いつつ、制作チームに必要な創作の自由も与えられるのではないかという見方です。その例として挙げているのが『The Backrooms』で、初監督となるKane Parsons氏を信頼し、辛抱強く支えたことが作品の出来を支えたと評価されているといいます。2億ドルという予算は、A24が企画に自信を持つと同時に、その規模の大きさを理解している表れだと同メディアは書いています。

ゲーム映画化の課題とAlex Garland氏への信頼

記事の筆者は、注目を集めた『ストリートファイター』の映画化が苦戦したことに触れ、ゲームの人気シリーズが映画業界の大きな流れのなかでずさんに扱われることがあると指摘しています。失敗した映画化の多くは「傲慢」と「退屈」という2つの過ちから生まれるというのが筆者の見方です。

筆者によると、平凡な出来に終わる映画の多くは、制作側が意欲のあまり手に余ることを抱え込むことで生まれます。予算超過や、思い描いたものを形にできないことは起こりやすい失敗で、実写化作品が原作の魅力に及ばない理由の多くもここにあるとしています。自信があること自体は問題ではないものの、過信は命取りになるというのが筆者の意見です。

映画版『ELDEN RING』を監督するのは、Alex Garland氏です。筆者は、スケールの大きな制作で作品の約束を果たしてきた脚本家・プロデューサーとしての経験を評価しています。特に、脚本を手がけた『Dredd』に期待を寄せており、映画賞を狙うような作品ではないものの、原作コミックの雰囲気を見事に捉えていたと述べています。そのため、Garland氏なら狭間の地をより多くの観客に伝えられるだろうと、強い信頼を示しています。