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BioWareが閉鎖されても、その精神は『バルダーズ・ゲート3』や『Exodus』など6タイトルに受け継がれているとIGNが紹介

2026年10月24日 | #ゲーム紹介 | IGN

BioWareが閉鎖されても、その精神は『バルダーズ・ゲート3』や『Exodus』など6タイトルに受け継がれているとIGNが紹介

EAがBioWareを閉鎖したことを受け、IGNのJackie Thomas氏が「BioWareらしさ」を感じられる6作品を紹介しています。長らく決定的な名作から遠ざかっていたとはいえ、同スタジオは史上最高クラスのRPGをいくつも生み出してきました。この記事では、すでに遊べる4作品と、開発中で期待が高い3作品のうち、後者に含まれる2本の新規IPを含む計6タイトルが取り上げられています。

BioWareが築いたもの

『Star Wars: Knights of the Old Republic』『Mass Effect』『Dragon Age: Origins』などで全盛期を迎えたBioWareは、世界を作り込むだけでなく、プレイヤーが本当に思い入れを持てるキャラクターをその世界に配置した先駆者でした。単に気の利いた会話を書くだけにとどまりません。『Mass Effect 2』の最終ミッション「自殺任務」では、仲間の忠誠ミッションを終えて関係を築いていないと、仲間が命を落とし、シリーズ最終作に戻ってこない可能性がありました。個人的で胸の痛むような結果を物語に組み込んでいたのです。

筆者は、BioWareの成功を土台にした他社のゲームでも同じ水準に届いたものはなく、後期のBioWare自身ですら再現できなかったと考えています。それでも、その精神は影響を受けた作品の中に生きていると述べています。

すでに遊べる作品

Baldur's Gate 3

BioWareは最初の2作を手がけているため影響があるのは当然ですが、Larianの本作を遊び返すたびに『Mass Effect』や『Dragon Age』の影響がより明確に見えてくるといいます。仲間の紹介のされ方や、親密な関係を築くよう促す仕組みは非常にBioWare的です。

筆者はLae'Zelと恋愛関係になり、後半を支える頼れるタンクに育てました。しかしマインドフレイヤーをめぐって悪い判断をしたところ、彼女はパーティーを完全に去ってしまいました。別のプレイでは、第1幕でほかのパラディンを助けようとした選択の結果、仲間にできたはずの人物を誤って死なせてしまい、次のプレイでその存在に気づいて落ち込んだそうです。『Mass Effect 2』の自殺任務に通じる行動と結果の連鎖が、本作では全編に及ぶと筆者は述べています。

序盤にはドルイドの集団と訪れたティーフリングが揉める場面があり、その対処が連鎖的に影響して、キャンペーン全体に及びます。かなり暗い展開になることもあり、こうした重大な選択が数十回も用意されています。

The Outer Worlds

多くの場面で「宇宙版『Fallout: New Vegas』」のように感じられる作品で、これは開発元が同作のObsidian Entertainmentであることを考えれば自然です。それでも6人の仲間の扱い方は、本作をBioWareのゲームそのものに感じさせると筆者は言います。どれほど突飛な状況に置かれても、最も印象に残るのは仲間の掘り下げの深さです。

仲間にはそれぞれ固有の望みがあり、サイドクエストの連なりが最終的に彼らの運命を左右します。『Mass Effect』や『Dragon Age』の終盤と同様に、選択によって変わる多数のエンディングが用意されています。エンディングを決めるクエストラインは互いに絡み合い、プレイごとに少しずつ違う展開になる可能性があります。

The Witcher 3: Wild Hunt Remastered

CD Projekt REDとBioWareは縁が深く、初代『The Witcher』は『Neverwinter Nights』と同じエンジンで作られていました。ただ、BioWareといえば自分で作る主人公と最後まで同行する仲間が思い浮かぶのに対し、『The Witcher』ではリヴィアのゲラルトを操作し、仲間も従来のパーティー仲間とは異なるため、筆者は意外な感覚を持っています。

それでも筆者は、本作をCDPRがBioWareの遺産を受け継いで発展させた最良の例と見ています。プレイの大半は養女のシリを探すゲラルトの単独行動ですが、ワイルドハントが拠点ケィア・モルヘンを襲撃する場面(ネタバレ)に備え、支援キャラクターのサイドミッションをこなして味方を集める要素に重点が置かれています。『Mass Effect 2』の最終ミッションを思わせる終盤になり得る構造ですが、残念ながら仲間を集められなくてもあまり変化は起きないそうです。

それでも筆者は4、5回クリアしており、ゲームプレイ上の意味が薄いと知りつつ、温かい気持ちになれる会話を解放するために、毎回仲間全員を城に集めているとのことです。

開発中の期待作

Exodus

ここ10年ほど、EAが閉鎖する前からBioWareは厳しい状況にあり、特に『Anthem』に向かう時期には多くの人材が離れました。そうした元BioWareの人材が設立したのがArchetype Entertainmentで、その第1作『Exodus』は来年4月7日に発売予定です。

筆者側では早期にプレイする機会もあり、昨日流出したトレーラーと同じく、見た目も新たな『Mass Effect』のようだといいます。分隊ベースのSF RPGで、仲間の1人は巨大メカに乗ったタコです。ばかげて聞こえますが、『Mass Effect』にも風変わりで魅力的な仲間がいたと筆者は指摘します。Gamescomで公開されたトレーラーには仲間の家族に会うらしき場面もあり、相応に奇抜な仲間のクエストが期待できそうです。

何より筆者の期待を高めるのが、ナラティブ・ディレクターを務めるDrew Karpyshyn氏の存在です。初代『Mass Effect』と『Knights of the Old Republic』を書いた人物で、筆者は同氏のBioWare退社を『Anthem』が良い結果にならない最大の兆候だったと見ています。その予感が当たったことは喜べないとしつつ、この5年間の成果が数か月後に見られることを楽しみにしています。

The Expanse: Osiris Reborn

こちらも『Mass Effect』の精神的後継作ですが、スケールは『Exodus』ほど壮大ではありません。人気のハードSF小説とそのTVドラマ『The Expanse』が原作で、豊富な設定を活かせる可能性があります。ただし筆者は原作も番組も未見で、世界観には詳しくないと正直に明かしています。

一方で開発元のOwlcat Gamesは、ここ数年でカルト的人気のRPGを手がけてきたスタジオです。直近では『Warhammer 40,000: Rogue Trader』を制作しました。本作はOwlcat初のアクションRPGで、リアルタイムの三人称シューター戦闘を採用しており、『Mass Effect』の影響を隠そうとしていません。

『Exodus』に比べると異星人や時間の遅れといった要素は少なく、政治や個人の葛藤に重点を置いた狭めの内容に見えるものの、会話の選択肢や分隊戦闘など、これまで見た範囲では『Mass Effect』らしさがあるといいます。発売時期はSteamで「2027年第2四半期」とあいまいな表記のみです。筆者は夏前に遊べることを期待しつつ、延期されたなら原作を読んで予習する機会にするつもりです。

Star Wars: Fate of the Old Republic

昨年のThe Game Awards 2025で発表された作品で、情報はまだ多くありません。ティザーでは、ジェダイの女性が荒涼とした惑星で怒った表情のまま謎の部屋に入っていきます。BioWareの精神を継ぐと断言するには早いものの、監督は初代『Mass Effect』3部作と『Knights of the Old Republic』を手がけたCasey Hudson氏です。

新設されたArcanaut Studiosの発表では「選択、運命、そして光と闇の永遠の闘いをめぐる冒険」とうたわれており、ゲーム内容や会話の見せ方が不明でも、『Knights of the Old Republic』の真の後継作に聞こえると筆者は述べています。『Mass Effect』自体も同作の精神的後継だったため、そのDNAが受け継がれるだろうという予想です。

発売時期は不明で、Hudson氏は2030年まで出ないというネタ扱いの声に、それより早く出ると返答しました。それでも筆者は、この規模なら2028年より前になれば意外だと見ています。Hudson氏が『Mass Effect』で学んだことを注ぎ込む大型のスター・ウォーズRPGは、見たものがごくわずかでも、6作の中で最も楽しみな1本だそうです。ただ、最も待たされる作品でもあります。