SEO対策を考えているときにURLがSEOに影響があるのか気になる人がいると思います。今回はURLがSEOに関わるのかについてお話します。このページで記載しているURLとはドメインの事ではありません。各ページのURLについて指しています。
例)https://mudauchi.info/XXXX ←このXXX部分
結論から言うとURLはSEOに殆ど影響しない
例えばWordPressはスラッグと呼ばれる機能でURL名を自由に付けられます。フルーツに関してのページならURLを「https://XXX.XXX/fruits」と命名することができます。このURLに記載されている「fruits」は検索エンジンにとってサイト評価の対象から除外されているためSEO効果はほぼありません。
ほぼと言っている理由は検索キーワードで「fruits」と検索したら検索結果一覧にURLも表示されているので「ああ、fruitsのページなんだな」と見ているユーザーがクリックする可能性が多少あるからです。少し前はこの検索キーワードとURLが合致している場合に強調されて表示されていましたが今は無視されています。
でたらめなURLでもSEOには関係ない
例えばAmazonのURLを見てみましょう。Amazonでゲームで検索すると「https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=6Q9OU13ZAC7I&sprefix=%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%2Caps%2C264&ref=nb_sb_noss_1」と人語ではない記号が表示されます。検索エンジンはこのURLでも「ゲーム」のページであると覚えてくれます。
このようなURLはPHPなどプログラムで生成されたページに多いので普通のブログではあまり馴染みがないと思いますが、「https://XXX.XXX/1」とただ1と書かれたURLでもちゃんと検索エンジンに評価されて検索に引っかかるようになります。
カテゴリーが付いたURLは意味がない
例えば果物のサイトを作るとして「ぶどう」と「りんご」のカテゴリーを分けるとします。公開する記事はぶどうかりんごのどちらかのカテゴリーに付属することになります。昔なら「https://XXX.XXX/budo/01.html」「https://XXX.XXX/ringo/02.html」とURLにカテゴリを付けて分けることが多かったと思います。しかし今は「https://XXX.XXX/01.html」と書くだけで検索エンジンはそのページが「ぶどう」と「りんご」のどちらのページなのか判断してくれます。
特に何もしなくても自動的に判断されるのですが、正しく早く伝えたい場合には方法があります。
リンクを繋げる
もし「https://XXX.XXX/01.html」がぶどうの記事なら、ぶどうカテゴリの親記事である「https://XXX.XXX/budo」へのリンクを優先的に増やします。
パンくずで指定する
パンくずとは「ホーム>カテゴリー>記事名」とよくWebサイトに表示されているリンクです。これを記載することで検索エンジンが階層を判断してくれます。
さらに正確に伝えたい場合はこのパンくずを「構造化データ」で記述します。microdataでググると正確な記載方法がわかるはずです。microdata以外にも方法はいくつかあるのですが、当サイトはこのmicrodataでパンくずを記載しています。
ページタイトルにカテゴリ名を入れる
ページタイトルそのものにカテゴリ名を記述します。攻略記事ならばゲームタイトルを必ず入れます。当サイトのルールでは『【ゲーム名】ページタイトル|ムダウチゲームズ』と決めています。
つまりURLに拘る必要はない
URLはただのページの場所を示す文字列です。これに意味はほとんどありません。URLにringoと書いていてもページ内容がミカンならミカンのカテゴリーになります。最近は日本語で「https://果物屋.com/りんご」とURLを書けますが、これも特にSEO的な意味はありません。
SEOの基本は
- 記事内容とボリューム
- リンク
- ユーザビリティ
です。
もしURLを地道にページ内容にそったものにしていたり、後にページURLを変更困難にするような「https://XXX.XXX/fruits/ringo/2022/01/oisii.html」と複雑に階層化をしているなら非効率なので手遅れになる前に作り方を変えましょう。
WordPressの運用ならパーマリンク設定はカスタム構造で「/%post_id%」とするだけでOKです!
ちなみに当サイトは「ドメイン/記事ID」という非常にシンプルなURLです
この記事は通常投稿とは別物なので/web/記事IDになっていますが
全て数字で管理しています
\URLを変更すると再評価される/
Googleの話しですが、ページの評価はURLと記事タイトルに紐付いています。過去どんなに検索ランキングが高くてもURLが変更されると別ページと判断されて0から再評価です。一応引っ越したという通知になる301リダイレクトという方法がありますが、変更した全てのページのURLを新規URLへ紐付けなければなりません。非常に面倒です。