SAOのゲームシリーズはいくつか出ており、2023年10月に発売されるソードアート・オンライン ラストリコレクション(以下ラスコレ)から購入を検討する人がいるかも知れません。そのような方はいきなり本作から始めてついていけるのか気になる方がいると思います。
先に結論から言うと「OK」です。
ムダウチ
ただしちょっと注意点があります。特に原作/アニメを読む見るしていない方は注意
原作部分のネタバレをするのでご注意ください
目次
新作シナリオは完全オリジナル
まずSAOゲームはざっくり分けると3タイプあります。1つはアインクラッド系(ARPG)を遊ぶものアクリアというゲーム制作時会社が開発しています。2つ目はアルヴヘイム・オンライン系(空飛ぶARPG)で、空飛ぶ特殊な遊びが可能なアクションゲームです。3つ目はガンゲイル・オンライン系(TPS)で3人称視点のシューターゲームになります。
※分かりやすいように勝手に分けているだけです。厳密には違います
このうちラスコレは《アインクラッド系(ARPG)を遊ぶものでアクリアというゲーム制作時会社が開発》 のうちの最新作になります。
直近のアインクラッド系(RPG)発売時空列で見ると下記のようになります。
インフィニティ・モーメント | 原作アインクラッドが舞台。ヒースクリフを倒してもログアウトできず、76層からのオリジナルストーリーで100層を目指す。 ちょいIF オリジナル追加 |
ホロウ・フラグメント | 原作アインクラッドが舞台。上記ゲームに追加で《ホロウ・エリア》を探索する。 ちょいIF オリジナル追加 |
ホロウ・リアリゼーション | 原作アインクラッドをログアウト後。オリジンと呼ばれる独自のゲームが舞台 ちょいIF 完全オリジナル |
アリシゼーション リコリス | 原作アンダーワールドの前半。整合騎士を倒していきアドミニストレータを討伐するアニメ基準のストーリー。 ちょいIF |
新作ラスト リコレクション | 原作アンダーワールドの最終負荷実験のある《War of Underworld》編が舞台。ユージオは生存しており、キリトも廃人になっていない。 ほぼ完全オリジナル |
このように元々は原作/アニメに沿ったゲーム内容、もしくは追加オリジナルストーリーで発売されているため、原作を知っている場合は物語の大筋や世界観はバッチリわかります。3作目のホロウ・リアリゼーションは完全オリジナルですがこの話は本筋へ関わっていません。IFとHFも追加の話というだけで原作へ影響はありません。
ムダウチ
ホロリアは個人的に好きなストーリーなので未プレイの方は遊んでみるのをオススメします。アプデで難易度がぐちゃぐちゃになった時期があったりしましたが今は落ち着いて楽しめます
ちょいIFとは?
簡単に言えば原作で死ぬキャラが死にません。更に具体的に言えば「ユウキ」は生きており、「ユージオ」は剣にならない世界線で話が進みます。追加の話はあっても大筋は変えられていません。本来いないキャラが登場するからと言って原作を大きく変えるような事変もなく当たり障りのない扱いです。
また全作品共通でオリジナルヒロインが登場します。そのオリジナルヒロインは新作へも登場してくるためプレイ開始作品によっては新作になるほど知らないキャラが増えているかもしれません。
また、原作ヒロイン達は原作とは違うタイミングでキリトと合流しています。
前作のアリシゼーション リコリスは?
オリジナルヒロインのメディナが登場し、シナリオの1/3 程度はメディナに関わる話になっています。しかし、ゲームの大筋としてはアニメに沿った内容になっており、ユージオと共に学園へ通った後にアドミニストレータを倒します。この際にユージオは剣に完全化しないので生存しています。その大きな流れの合間にメディナ専用のストーリーが挟まれます。
また、本来はこの時点でログインしていないSAOキャラがゲーム内へ登場します。違いはそれくらいです。メディナのストーリー自体はSAOの本筋とはあまり関係ない話で個人的なストーリーになっています。
新作ラスト リコレクションはオリジナルシナリオ
原作/アニメではアドミニストレータを倒したあと、キリトは廃人のような状態になり、最終負荷実験が開始され門を挟んで大戦が勃発します。現実世界のヒロインがログインし、物語終盤でキリトが目覚めてアンダーワールドを脱出する流れになりますね。
新作ラスコレではキリトが廃人のような状態にならず、ユージオも生存した状態で最終負荷実験へ挑むストーリーになります。言ってしまえば原作では見れなかった『アドミニストレータ討伐〜最終負荷実験』の間の物語をゲームで遊べることになります。
今作のゲームオリジナルヒロインは「ドロシー」と呼ばれるキャラになり、従来のゲームで考えるとシナリオの軸になるキャラクターになります。
ラスコレではダークテリトリー内をメインとした冒険となるので原作ファンならIFシナリオを存分に楽しめると思います。
メインシナリオは暁 佳奈(あかつき かな)さん
暁 佳奈(あかつき かな)さんは京都アニメーションがアニメ化し、超絶映像で驚愕された「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の著者である方です。前作アリリコのシナリオ「古の使徒 -森林の死神-(シノンのDLC)」で参加している方でもあります。ラスコレでは本編を担当されており、御本人もSAOファンの一人でもあります。
ムダウチ
原作を知らない場合
原作を知らないでラスコレを始めると結構意味がわからない状況になると思います。ラスコレの開始地点は独特な仮想世界(AINPCが独自の世界を形成)の大御所を倒した後、最終負荷実験が開始されるので意味がわからないかもしれません。なのでアニメを見ましょう!
前作アリシゼーション リコリスは現実世界の話を省いたアニメそのままです。ゲームをプレイするよりアニメを見たほうが楽で早く楽しめると思います。オリジナルヒロインのメディナのストーリーを知りたい場合は前作をプレイするかYou Tubeで確認しましょう。
※ゲームプレイする場合は真面目に読むとめちゃくちゃプレイ時間がかかるのでご注意。しかも2時間とかセーブできない箇所があったりします
アマプラだと1話無料で以降はdアニメ加入必須です。dアニメに課金する、もしくはDMM TVかU-NEXTのサブスクで視聴可能です。NetflixとHuluは未確認ですがサブスクに加入している人は確認してみましょう。
ムダウチ
視聴は24話までがアリシゼーション リコリスに関わる部分です
ゲームは難しいのか?
過去発売されたゲーム(ホロリア以降)に通じるのはメインストーリーを追うだけならかなりイージーなゲームです。初期装備のままラスボスまで行けるレベルの難易度だったりします。(実際ホロリアでは初期武器でラスボスまで行ってしまった。アプデでバランスが変わる前ではありますが…)。
ただフィールドの各地に固有の名前を持ったネームドモンスターがいるのですが、コレを倒すのがシステムを理解して装備厳選をしていないと勝てなくなっています。メインストーリーとやりこみ要素が完全に別れている感じですね。また、追加ステージをクリアするのも非常に難易度が高いため、やり込んだ後に挑戦する事が多いです。有料DLCストーリーは基本的に誰でもクリアできるような難易度になっていますが、クリアしなくても良い要素は難易度が高いゲームになっています。
まとめると
- 原作を知っていれば新作からプレイして問題ない
- ゲーム毎に専用のヒロインがいて新作にも登場するのでキリトとの関連性がわからない場合がある
- 本来生存していないユージオとユウキが登場する
- 本来アンダーワールドには集結しないキャラクターが登場する
- 新作は原作と全く違うストーリーになる
※ただし結末は不明。たぶんそこは原作とあまり変わらないと思う
ムダウチ
SAOのメインストリームとなるゲームは恐らくラスコレが最後です。(少なくとも10年くらいは)しかも原作とは大きくストーリーが異なるのでSAOファンなら是非プレイしましょう!