ソードアート・オンライン ラストリコレクションの体験版が配信中です。まだ未プレイの人はとりあえず触ってみましょう。製品版の販売は10月5日なので今週ですね。
体験版の範囲は2章までなのでサブクエ含めて4時間ほどのプレイ時間でした。その後にネームド倒したり色々見て回ったりはしています。
目次
感想
一言感想
\いつも通りのアクリア製のSAO/
これまでのSAOゲーム。特にアリリコをプレイした人にとってはすんなり遊べるゲームになっていると感じました。ホロリア→アリリコの流れでかなりシステム的に大きく変わりましたが、系統はアリリコの流れを組んでいます。アリリコのマイナーチェンジという感じです。
アリリコは武器との親密度のようなパラメーターがあったり、煩雑なシステムが多くとっちらかって使わない機能があったりしましたが、それらを見直してスッキリさせた印象です。バトルシステム的にはホロリアとアリリコの間という感じです。
「アリリコより出来なくなったことがある」ということではあるのですが、無駄は省いたとも言えます。
遊んだ感触としてはいつものアクリア製のSAOだなと…。進化も退化もしていない。そんな印象。よくわかんない石像もいつものように鎮座しています。
※ゲームエンジンが独自のものからアンリアルエンジンに変わって読み込みが爆速になったなどの変化はあります。
ムダウチ
雑魚キャラがスキルポイントアップ以外は何も落とさなくなったのはビックリ
バトルシステムに関しては前作の余韻が残っていると味気ないかも
アリリコのDLC最後までやっていた人にとっては0からもう一回遊ぶことに近いので「なんか物足りない」という感じがするかもしれません。たぶん突き詰めたレベルのバトルを経験したので感覚がバグっています。アリリコはもっと物足りませんでした…。ホロリアからアリリコに移り変わった時は新鮮な気持ちでプレイできたと思うのでそこらへんのリフレッシュさは皆無です。
バトルに関してはもっと先へ進まないと評価不可能
一応前作アリリコの続きものなのでソードスキルは秘奥義以外が始めから開放されている状態です。スキルツリーから習得できるバトルスキルやパッシブスキルもやり込めば体験版内で全取得できる程度の量になっています。
ただこれは基本要素を序盤で全て揃えることができるというだけ。アリリコがそうでしたが装備についたOP効果でガラッと変わっていきます。それにまだ解放されていない機能もあると思います。
ただ何となく超超火力ブッパ!みたいなダメージの出し方は控えめになり、ネームド戦で死ににくくなった代わりに長期戦になるバランスになっているような?であれば個人的に好みです。マルチ共闘も楽しくなりそうな気がします。
バトル以外について
シナリオ
なんだか急ぎ足の展開に思えなくもないですが、体験版範囲だけだと全然物語が進んでいないので今後に期待しています。
ただ気になる大きく変化があった点があります。それは仲間内の日常会話がなかったということ。キャラゲーだからこそか、無理にでも全キャラにセリフを準備して物語に関係のない会話が大量にあったのですがそれが無いなと。これは個人的には許容できるというか歓迎するべき事なのですが、無いと意外と寂しい…。前作まではログイン云々、ゲームプレイ云々と始めに話していた気がします。
とはいえこれは良い点もあります。このゲームの世界は仮想空間です。現実世界からログインしてゲームプレイをしている状態なわけですが、それが希薄になりAINPCが現実の人と同じ魂を持つ生命体として見やすいです。
AIは魂を持つのか…のようなテーマがあると思うので、そういった意味ではファンタジーなゲーム世界をリアルに感じるようにあえてメインだけを語っているのかもしれません。
あくまでも体験版範囲の2章までの話なので今後はわかりませんが、今作オリジナルヒロイン「ドロシー」にまつわる話し以外は淡白な進行になるかもしれません。
ムダウチ
ステージ進んでいると仲間が喋ったりするんですがUIで文字消えるのどうにかならない?偶にチュートリアルの裏で会話してるし…
物語進行とゲーム進行にちぐはぐ感
メインシナリオは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の著者である暁 佳奈(あかつき かな)さん書き下ろしのオリジナルストーリーになっています。これは歓迎すべき点ですし、シナリオに対して大いに期待しています。
何となく感じたのですがメインストーリーとゲーム進行(ステージ内シナリオ)のちぐはぐ感です。メインストーリーは暁 佳奈さんですが、それ以外の通常会話やステージ間のつなぎや演出は別の方が組み立てていると思います。メインストーリーで発生する会話以外が足を引っ張っている…という印象です。
シナリオを無理やりブツギリにしてゲーム要素のチュートリアルを差し込んだりとか。そもそもなんでそのタイミングでチュートリアルが発生したりスキルツリーが解放されるんだ…という。そのイベントの前にもうちょっと演出で盛り上げられないの?とか。
ステージ進行がめんどくさい
砂漠っぽいところまで進めると急にR2ボタンに刻印とかなんとかの機能が追加されて竜巻を制御しながら進まなければならなくなります。まあ、竜巻があって通れないというステージギミックがあるのは良いんですが、逆巻とかあるんですよね。刻印だかを切り替えて進めるルートが増えるようになったり…。そもそも竜巻をぱっと見で通れるか通れないかわかりにくい。かつ、ゲーム内説明が古代の文献みたいな語り口なので頭に入りにくい。
そしてR2ボタンにギミック解除機能が入っているということは今後のステージでも大活躍するということです。無駄に疲れそうという印象しかないです…。
今作はフィールドが無いの?
もしかしたら広いフィールドがあるかもしれないですが基本的にステージを進んでいく感じになりそうな気がしています。
前作アリリコの初期マップは下記のような感じ。
広いですよね。移動が大変でした。広大なフィールドの中央に街があります。他のエリアもこんな感じです。
ラスコレの拠点部分とステージを見てみましょう。
拠点もステージもわりとこじんまりとしています。一応高低差はあるのでそれぞれ探索する場所は多かったりしますが行ったことがない範囲へ進行して発見するような冒険感は少ないです。ネームドはマッピングされるし落とす装備は倒していなくても確認できます(便利だけどね)。
2章の時点でこのマップ進行度になるのでステージ自体はそこそこあると思いますが…。ギミックも多いんだろう?
個人的にシナリオが楽しみ
自分の中でアクリア製のSAOゲームの基準評価があるのでゲーム性はぶっちゃけ今作ではどうでもいいです。同じようなことをもう一回やるんだろうな…と。
期待している部分はSAOという作品に興味を持ってアニメや映画を見てきて好きになり、原作では有り得なかったアンダーワールドの最終負荷実験までをオリジナル物語を楽しめるということ。前作アリリコではメディナのシナリオ以外はほぼアニメのままだったので正直シナリオは楽しめない部分が多かったです。
今作は新しい物語ばかりなのでそれだけでプレイする価値はあると思います。
こんな人は購入を検討してみよう
- アリリコの戦闘が好きだった
- ゲームシステムよりSAOが好きでストーリーが気にある
- SAOの内容は知っているけど発売済みのゲームは未プレイ
こんな人は合わない
- ホロリアもアリリコも好きではなかった
- SAOを知らない
ムダウチ
最終負荷実験に至るまでの物語を暁 佳奈さんのオリジナルストーリーで展開するというだけで喜ばしい!ただメインストーリーの合間のブツギリとギミックで無理やり足止めさせます感がなぁ…