昨日は待ちに待ったビーター版の開始日でした。ビータープレイの範囲内をプレイし終わり色々貯めているところです。ビーター版をプレイしてみてフェイタルバレットがどうだったか素直に感想を書きたいと思います。

先に面白いか面白くないかを答えるならば『え、面白いよこれ』と、期待を裏切られる感じで面白かったです。普通に面白いゲームです。

もう一回言うけど、面白いです。

TPSの入り口として遊んでほしく、友達にお勧めしやすい

TPSの代表的なものとして「ロストプラネット」「バイオハザード4/5/6」、最近なら「ディビジョン」や「ゴーストリコン」などがあります。他にもギアーズとか色々ありますが割愛。TPSは好きで色々プレイしています。それらの経験も踏まえての意見になります。

フェイタルバレットは大御所が出したTPSゲームに比べれば粗い部分が多く、TPSとしての質はそれほど高くはありません。UX（UIの操作性的なもの）が使いにくかったり、ところどころでプチフリ的な入力を受け付けない時間があったします。TPSゲームとしては評価が下がる部分でありますが、今後のアップデートで改善することができるでしょう。

粗い部分がある…それは置いといてフェイタルバレットは遊んでいて面白いんですね。好きな銃を好きに使え、RPG的な成長要素や魔法みたいな技も使える。「お金を稼ぐ」というゲーム内でのテーマがあり、それもフィールドに稼ぎに行こうと思うプレイヤーの意欲に上手くマッチしている気がします。お金を稼ぐと報酬でさらにドーンとお金が入るんですよ。その代わり購入でドーンと支払いが発生しますが。

今作は武器や素材のドロップが多めに出現します。NMを倒せばおそらく確定で装備ドロップかな？ドロップしない苦悩は薄くなっていて、「何かいっぱい拾えた嬉しい！」という物欲的な満足感はあります。後半処理が大変そうですが。

シューターは狙うのが難し…。大丈夫、敵をオートで狙ってくれる。下手でも当たる

これが最もTPSの入り口として初心者が入りやすと感じている点です。射撃アシストと呼ばれる画面上に四角い枠があるのですが、その範囲内に敵を捉えさえすれば自動的に捕捉してくれます。アシスト状態では狙いたい場所が狙えないというデメリットがありますがL2で精密射撃をすることですぐさま手動照準に切り替えられます。

動きながらでもアシストしながら撃つことができるので逃げながら戦うことができます。ただ複数の敵に集中して狙われると一瞬でHP0になることがあります。立ち回りで回避できるのですが、回避が苦手な人はステータスや装備で防御力を高めることで生存率が高くなるように成長させることが可能です。

銃撃戦やってみたいけど苦手…そういう人は是非遊んでほしいです。有名所のTPSに比べればクリアできるようになっていると思います。

プレイヤー側のシナリオなのでSAOファン以外にどんどん遊んで欲しい

原作ファンなのか、ゲームタイトルのファンなのかで色々意見が分かれるところだと思いますが、僕はあまりこだわらないタイプの人間です。そういうタイプとしては「SAO勢とは別にストーリー展開するオリジナル主人公」は遊びやすいと感じました。過去作でヒロインしていたキャラが本作に登場しますが、どんなゲームでも初めて会うキャラはいます。ビーター版の範囲内なので今後どうなるかわかりませんが、今作ではプレイヤー側の話で進むのでSAO勢はあまり気にならないと思います。

SAOの世界観を知っていないとわからない用語などが出てくる場面がありますが、ほとんどのものは簡単な説明が入るようになっています。データ集などもゲーム内に入っているのである程度調べられるようになっています。

SAOゲーム知らない＆TPSが苦手だって人でも遊べるようになっていると思います。気になったら原作を読んでみたり、過去作で遊んでみましょう。

ハクスラ要素は十分

今作では武器の銘柄で使用感が異なるようになっており、RPGのように強い銘柄の武器に乗り換えていく…といったものではなく好きな武器のよりレアな物を入手して強化していくタイプになっています。ディビジョンというゲームがあるのですがそれに近いですね。

ハンドガンを例に出すと、マシンガンのように撃てるタイプからマグナム的な1発の威力が高いものといくつかタイプがあります。武器はアンコモン〜レジェンダリーまでレアリティがあり、SPB NightSkyと呼ばれるハンドガンでもいずれかのレアリティをドロップで入手可能です。

武器の成長要素としては主に2つ。
①鍛冶で強化
②武器に付いたOPを付け替える

敵を倒して落とす素材と武器でどんどん武器を更新していく事になります。

プレイヤーの育成

本作ではビルド（ステ振りやスキル・武器の組み合わせ）が可能なので、自由に自分のプレイヤーを作成することが可能です。TPSが苦手ならVITを高めて生存を高めたり、支援系にして味方に倒してもうなどが可能です。（ストーリー上で主人公ソロの場面があるかもしれませんが…）。ある程度見た目も好きにできるので、より愛着が湧くかたちになっています。

ステータスの振り分けで装備できる武器・スキル・ガジェットが異なってきます。この辺りで頭を悩ませるところであり、楽しい部分でもあります。製品版ではどうなるかわかりませんが、自室のコンソールで初期状態の登録データをロードすることでステータス関連をリセットでき、自由に試すことが可能です。自分の好きな武器スタイルに合わせて試行錯誤できる形になっています。

また、お供のアファシスも主人公と同等の育成が可能になっているので主人公とは違ったタイプのキャラを育成できます。他のNPCキャラに関しては自動的に成長するので、その点を残念に思う人がいるかもしれません。個人的には考える事が減ってよかったなぁと思っています。

総合的評価では良ゲー

多少荒い部分や不親切な部分がありますが改善できる箇所です。前作はホロリアとアクセルソードしかプレイしていませんが、イベントシーンなども強化されており感情移入しやすくなっている思います。

TPSとしては最低基準をクリアしていると思うので、今のところ楽しく遊べています。こういったゲームが意外と少ないので、TPSに飢えている方は遊んでみてはどうでしょうか。

今後心配なこと

• ゲームのボリューム
• マルチの遊びやすさ

この2点が心配です。ボリュームに関してはダンジョンとNMが多ければシナリオが短くても良いかなとは思ったりしています。マルチに関しては…前2作がルーム作成やコミュニケーション周りで難があったり、そもそもマルチする必要が無かったりと不遇だったので心配です。性能固定の「ヒーローバトル」が面白そうではあるのでちょっと期待しています。